メモ書き

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選挙に代わる選出方法の提案

「優秀な人に来てほしいなら、報酬をあげるべき」

そんな企業の求人における鉄則のような話をして、下記のようなことを書きました。

att3200.hatenablog.com

で、その続きみたいなこと。
前にも似たような話を書きましたが、“別の案”みたいな妄想をしたので、こうしてメモしました。

* * *

題して「選出方法を任せる案」です。
選出方法競争主義。


「立候補 → 投票 → 当選」

このプロセスで優秀な人が当選するには、「立候補」が壁となります。
資金面の問題もありますが、最たる課題は「職業選択の自由」でしょう。優秀であるがゆえに、もっと良い仕事に就ける。
誰が好き好んで“他者から嫌われる”仕事に就きたいもんですか……。

考えてみてください。
政治の仕事をするってことは、嫌われるってことですよ?

万人にとって都合の良い政策なんて、無いと思った方がいい。
既得権益者を排除するって言ったら、排除された側は文句を言うでしょうし、その声のデカさは排除を希望した者より大きい。
でもって、次の当選が遠のく場合も……。

福祉を充実するって言ったところで、その財源を求められた場所からは……以下略。

といった感じで、仕事をすれば嫌われるので、何もしない人ほど好かれそうなもの。
そこには「今まで通り」が大好きで、「変化」が嫌いな国民性もあるかも。

* * *

「投票」における壁は、単純に数。
この辺の票取り合戦は詳しくないですが、単純な知名度勝負になることも……。

その地域における需要と供給。
ほかの候補者が取りこぼす層の受け皿として、入れやすい器として宣伝するしかない。
あれもこれも取り入れたくて、「反〇〇」ばかり言いすぎて、アンチ連合会になったら文句言うだけの人になるけど。

続いて、「当選」と行きたいところですが、敢えて「落選」と書きます。
最終的な課題は、落選した時の保障です。

落ちたら、ただの人。
でも、食べていかなきゃいけない。
この辺が難しいところ。

そういう事情もあってか、会社を辞めて立候補を決意する人は、多くない気がしますね。
いわゆるフリーランスで働いている人の方が、落ちても「また、仕事を受ければいい」で済むので、唯一の就業先を失う会社員より、ハードルは低いはず。

知名度もあり、フリーランスでもある。
その点が、タレント系候補を生みやすい土壌とも言えますね。

* * *

そこで、思うのです。
放流系議員の誕生を。

普段は会社員ですが、その会社や業界を代表する者として立候補。
当選したら議員活動、落選したら会社員に戻る。この約束のもとで活動する……。

利益相反」という言葉が頭をよぎりますが、そういった諸々はクリアすべき課題として保留。

こうした古巣に戻れる、いずれ故郷に戻る放流系議員による議院。
そういったものは、どうかという妄想になります。

* * *

この放流系議員の選出にあたっては、その選出方法を業界なり、地域なりに任せるとします。

「自分たちで集まって決めてちょ」

この選出方法の丸投げによって、喧々諤々の議論が行われたり、有力者の鶴の一声で決まったり……。
色々あるでしょうが、その有用性は「選ばれた人の働き」で証明されるわけです。

ということは、「優秀な人を選出した方法」には、優れたメソッドが隠されているに違いないと、研究が始まったり?

そうなれば、選挙に代わる選出方法も夢じゃない。
という妄想。

逆に、ろくでもない選出方法は淘汰されていくでしょう。

案外、「鶴の一声」がベターな結果をもたらし、属人化の……。


* * *

個人的には、あまり選挙に乗り気じゃない方なので、「選挙権の獲得のために、昔の人が どれだけ苦労したのか云々」を語る人には、面白くないでしょう。

ただ、昔の人が苦労したからといって、今も同等の価値があるとは限らない。

制度というのは、その時代では最適解であっても、時が進めば改善の余地が出てくるもの。


昔は、例えば「村に大きな橋があったら、便利だよな」で、村人の意見が一致していたケースも多かったでしょう。
立候補者は「当選の暁には、大きな橋をかける」と言えば、それでよかった。
橋という「共通の財産」の恩恵は、村民の誰にもあったのです。
ところが、今は求めるものが違いすぎるんですよ、個々で。

そのうえ、歪な人口ピラミッド
人口比率的に多い世代の要求は数の多さで通りやすく、少ない世代は通りにくい。
この優位性は、同じ票数しか入れられない状態では変わらない。

20歳から1票、21歳で2票、40歳からは1票ずつ減っていき、最後は1票に戻る……。
こういう振れ幅があるとか、時事問題テストの認識度合いによって、持ち票を変えるとか……。
所得税の納税額によって票数が分配されるとか……。
あるいは直球的に、人口割合の多い世代の持ち票を少なくし、そうじゃない世代を多くするとか……。

まぁ、そんな持ち票制度を考えてみるのも面白いかもしれないけど、手間が増えるでしょうね。不正を見破るのも大変そうだ。

いろんな課題はあるんでしょうけど、人は今よりベターなことを求め続けていくもの。
それは古くから続く制度であっても同じこと?


* * *

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