メモ書き

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靴磨きの少年は、もういない

暴落の予兆として、たびたび語られる「靴磨きの少年」のエピソードがある。

今まで株のことを気にかけなかった人が買うようになると、終わるというアレ。
バブルは末端まで届くと、そこがピーク。
そう捉える人もいるけど、ことさら株の下落を強調し、興味を持たないでいる理由にしているケースも……。

だが、もう靴磨きの少年はいない。
先進国で靴を磨いている児童がいないという意味で……。

探せばいるだろうって?
いるかもしれないけど、昔ほどはいないでしょう。
昔と今じゃ、子供を働かせることに対する風当たりも違うし、靴磨きの需要も違う。
ダメになったら簡単に買い替えるのが今なら、昔ほど靴を磨く需要もないし、磨くほどの靴なら子供に任せたりはしない。

www.unicef.or.jp

だから、「靴磨きの少年は、もういない」のだ。

その事例をもってして言いたいのは、アノマリーの否定。

「SELL IN MAY」とか、そういうのも、生活スタイルが変われば消えそうなもの。
いつまでも過去を深堀して、今 起こっていることから目を逸らすのはナンセンスじゃないか。

そう思ったというメモ。