メモ書き

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若者の投票と政治は無関係|年長者が上に行く構造を考える

「若者の投票率が低いから、その声が政治に反映されない」

という意見は珍しくありません。
でも、政治家が「若者は選挙に行かないから、意見を無視している」と発言しているのを聞いたことがない。
知らないだけかも しれないけど……。

「そんなことを当事者が言ったら選挙で勝てないから、言うわけがない」

という反論もあるでしょうが、政治家に失言が多いのだとしたら、ポロっと誰かが言ってそうなもの。
まぁ、失言そのものが切り取りや、内容ではなく表現の問題だけで、報道によって作られる傾向にあるなら、話は別でしょうが。

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なんか、話がズレていきそうなので、逆の視点で見てみます。

政治を行う当事者が、意見を無視できない人は誰か。
そう考えれば、反映されやすい声が、クリアになっていくかもしれません。

為政者に、誰かが意見、提案、お願いをする姿をイメージする……。

誰の言葉に耳を傾けるだろう?

私が最初に浮かんだのは、有力者って単語。
無視できない大きな力を持った存在、それを有力者とします。

で、その有力者って、どんなイメージ?
おそらく、高齢者を思うかべる人が多いはず

その根拠は、年長者が上に行きやすい社会構造から。

地位や役職はステップアップしていくもの。
上りつめるのには時間がかかる……。
であれば、有力者になる頃には、高齢者になっている。

言い換えれば、年長者が上に行きやすい社会構造ではなく、上に行くのに年月が要る社会構造だから。

もし、「身体能力こそ、すべて」な社会的価値観が優位なら、肉体的に充実している若い人がトップに立っている。
そういう理屈での社会構造です。


「有力者=高齢者」な傾向が顕著であれば、若者の意見より高齢者の意見が届くケースが多くても、何ら不思議はありません。

小さな集団にも有力者がいて、そこでも似たような理由で高齢者がトップに君臨するなら、そのトップの指示で若者が動いたり、教育をされたりしているので、やはり高齢者の意向がデカくなる。

であれば、選挙云々以前に、勝負は決まっているのでは?

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有力者以外で、為政者が耳を傾けそうな存在としては、“親しい人”というのも思い浮かびます。

例えば、「多数の他人より、一人のゴルフ仲間が大事」みたいな感じ。
よく知らない多数より、仲良しの友達を優先するのは、年齢関係なくあること。

知らない人のために骨を折るのと、親しい人の為に苦労を背負いこむのでは、同じ苦痛が伴うとしても、心の持ちようが違うでしょう。

であれば、知らない誰かに1票を投じるよりも、権限を持った当選者と親しくなった方が、声は届きやすいという……。

問題は、どうやって お近づきになるのか。

まずはターゲットの情報を収集し、その行動予測を立てます。
次に、相手の懐に飛び込む作戦を立てて実行する……。

若者には“若さ”という決定的な武器があるので、それを見せつけるわけです。
“若さ”とは、美しさ。

そう解釈すれば批判も増えるでしょうが、いわゆるハニートラップ的な仕掛けをし、相手を骨抜きにしてしまえば、いくら相手に骨を折らせても苦痛を感じないでしょう。
文字通り、骨が抜かれているので……。

容易にハニートラップに引っ掛かるような人は、何かをやり遂げる気骨がない気もしますが、「英雄色を好む」な可能性も……。
アクティブな人ほど、性欲が強い傾向にあるとかないとか。そんな話。

* * *

まとめると、「若者は選挙よりも、ハニトラを仕掛けた方が確か」になって嫌な感じですが、これを応用すれば海外展開も可能。

海外のアダルトサイトを見ても「bukkake」という単語が普通にあるし、日本人ポルノの需要は他と比較しても多い……と聞きます。

そういう状況をポテンシャルと捉えれば、ハニトラの需要は大いにありそうなもの。
大げさに言えば、「エロで世界征服」みたいなことになりますが、技術で遅れ、資源がなく、この先コンテンツが細っていくなら、それが唯一の可能性となっていって……。

そう考えると、あまり裕福じゃない国ほど、美人スパイが多いような気もしてきます。
何というか、無い無い尽くしの場所に最後に残された切り札が、戦略的な美人って存在かも。

ってなことを考えたというメモです。

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今は、ステップアップせずとも 若いうちに発言力を持ち、金を稼げる可能性がありますけどね。
ネットを使って。

とはいえ、若さは未成熟という通念があるなら、その声が軽んじられることは少なくないでしょうし、実際に未熟な答えも溢れているので、「そんなもの」なんでしょうかね。