シーズン3に引き続き、4の感想。
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なんかもう惰性で見ている気がしている本作。
前に書いた感想を見ると楽しんでいるんだけど、今回はダルいところが多々あった……。
たぶん、無駄に“過激さ”を宿題にしちゃって、変な方向に向かっている気がする。
例えば、某屋敷の地下での変態プレイとか、どこに需要があるんだっていう……。
正体がバレてしまうスリリングさとか、そういうのを煽る演出よりも、際どさに主眼を置いていて気持ち悪いだけ。これに時間を使いすぎじゃない?
でも、ダルさの根本にあるのは、出てくる人がロクでもない人ばかりなのが大きいのかも。
ほら、「社会のために」と誰かが言ったところで、ロクでなしばかりだと守る価値も感じないみたいな?
「この世界は腐っている」⇒「お前ほどじゃないよ」
という声が聞こえてきそうなくらいダメ人間ばかり。
そういうタイプの作品だとはわかってるけど、四六時中 揉めていると、見ている側も疲れる。
でもって、愛され落ちぶれキャラだったディープさんも、いよいよ使いあぐねて殺人マシーン待遇。
あれじゃ、タコが可愛そうだよ。ウザい感じのメスだったけど……。
てか、あんな発想のタコがいて、たまるか。
新キャラで頭脳タイプと陰謀論系を出したのは、「こんな黒人キャラ、今までいなかったでしょ」&「ディープステートも取り込んだわよ」という制作サイドの声が聞こえてきそう。
いや、別に取り込んでもいいんだけど、大事なのは面白くすること。
賢さの描き方が、なんかイマイチ。
作者の知能を超えるキャラが描けないように、それは難しいこと。
そういう意味で、きちんと賢い演出というか、脚本による賢さの解説があったうえで、「計画通り(ドヤッ)」をしてくれないと、なんかパッとしない。
まず、どういう方面の賢さを持っているのか。
単なる暗記系みたいな印象しか、あれじゃ……まぁいいや。
なんだかんだ言って、前シーズンのような強い敵とか出てきて、「どう攻略するんだ?」があった方がシンプルに面白い。
今回、あっさり亡くなった彼女にしても、もはや能力の発動条件も忘れちゃって、「あれ? 目が見えない状態だと、ダメなんだっけ?」くらいの感じ。
だったら、暗がりで戦えば……。刀語のように。
スーパーヒーローのボディというか、耐久力にしても意味不明。
銃はダメでも、触手なら? もしかして、ATフィールドですか?
前回の能力オン・オフのあたりから、もう設定がグダッてる。
そこまで体質が変わるとか……。
能力バトルをやるなら、きちんと設定を理解させたうえで、その設定の上で戦わないと面白くもなんともない。
……という感想を抱いたというメモ。
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あと、問題のラスト。
「遂に喋った」よりも、「あのキャラ、見た記憶が……。誰だっけ?」の方が大きい。
そう、スピンオフシリーズ「ジェン・ブイ」のキャラだ。
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未視聴だと、「肩を触られただけで何故?」になってしまう。
でもって、見るのを途中でやめていた私にとっては、シーズン5の前にスピンオフ作品を見終わらないとダメじゃないかと、宿題を出された気分。
「ジェン・ブイ」は、なんか面白くないんだよね。
同じ世界観の話だけど。