メモ書き

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「買ってよかった」は「買わずに済む」には勝てない

昨日の今日で書くのもなんだけど、よくある「買ってよかった」的なものは、「買わずに済んだ」には遠く及ばないと思っているという話。

まぁ、前も書いたんだけどね。

文章にして改めて思ったのは、「あまり、モノは要らないな。ゴミを出すのも有料だし、買わずに済むに越したことはない」ということ。

att3200.hatenablog.com

「今までより、××するのに手間がかからなくなった」という利便性があったとして、その「××する行為」の必要性の消失には叶わないという理屈です。

「これで移動時間が半分に」と言われたところで、「移動しなくて済む」の方が良いのは変わらない。
移動することに意義を見出すなら別だけど、移動という行為が手間でしかないのなら、移動しないで済む選択肢を模索した方がいい。
「移動時間が半分」にする何かを持ち上げ、それに殺到するより、「移動しないで済む」環境を手に入れたいもの。

そういう話。

大抵のものは、買わずに済むのなら、なおさら。


カト・ケンソリウス『欲しいと思うものを買うな。 必要なものだけ買え』

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極端な話をしましょう。

「あなたができるSDGsな行動」という課題を学校で出されたら、「1日1食」の推進とか言ってみる……。

食事の回数が減れば、洗い物が減る、ゴミも減る、食事にかける時間も減る……。
食べる量が減れば、食品ロスも減る。

なかなかの極論ですが、どうでしょう?

1日3食が健康?
どんなデータから、それを言うの?
どこの調査? 食品メーカーが絡んでないよね?
食事回数が増えるほど、食品を作ってる側はチャンスが広がるからね。
まして、朝の時間がないときに手軽に食べれそうな物を作っているような会社は……。

起きてすぐに飯を食うのって、生物として普通?
大抵、獲物を見つけて捕獲するか、食えるものを探した後で食うよね。
食事の前には行動があって、その結果として食事がある。
それを途方もない期間で繰り返してきたのに、糖尿病を気にしている人たちが……みたいな?

その辺を脇に置いておくとして。

「それで、栄養は?」という問いが残ったら、その問題解決のための方法として、私が思いつくのは2つ。

jp.huel.com

1つは、保存可能で必要な栄養を摂れる食材の用意。
万能レーションみたいなものを食う社会になればいい。

今までの食文化を捨て、繰り返し使える容器に同じものを入れ、それだけを食う社会。
何を食べるのか悩まず、食品の安全も、栄養バランスも確保された社会。

もうひとつは、体内で必須アミノ酸を合成できるように、今までになかった腸内細菌を開発して取り込んだ社会。
少量のものから効率よく栄養を摂取できるようになれば、今までより必要なものは減るはず。

サツマイモだけ食べてムキムキのパプアニューギニア高地人

att3200.hatenablog.com


腸内細菌の話をしたので、書かないとダメかなと思って補足。
食事の理由って、栄養の確保だけじゃなく、細菌の取り込みも重要なんですよね。

野菜食は腸内細菌叢の多様性が低下

karapaia.com

余談ですが、食糧問題に対するアプローチとして、人間と同じ穀物を食べる動物を減らすという方法もあります。

例えば、草とか、人間は食べませんからね。
草を食っている動物は生かし、人様が食べる木の実とか食う動物は……。

飯が競合しない生物同士の方が、本来は生きやすいと思うんですけどね。

減らし方?
奴らが食べるエサの類に、避妊効果のあるものを混ぜれば、数は増えていかないでしょう。それが可能ならば。
他の国でやっている野良犬や野良猫の去勢手術みたいな理屈です。

アメリカ合衆国の国立野生生物研究センターなどでも「薬剤による繁殖抑制」が試行されています

現段階では,コスト,労力,効果,効率,安全性の全ての点で,エゾシカの生息数管理に薬剤を用いるのは適切ではなさそうです。

www.jsvetsci.jp

 

ということを踏まえれば、あの遺伝子操作された蚊の意義も捉えやすいというもの。
予定通りじゃないみたいだけど。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-13019.php

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「買ってよかった」は「買わずに済む」には勝てない。

「食わずに済む」なら、食事は……。

でも、人は美味しいものを求めている。その体験を。
美味しいもの食べる必要性なんて、ないのに。

昨日、買ってよかったチョコレートのことを書いたけど、そこまで好きなわけじゃない。
何となく、やっているだけの行為。
目の前にあるものを意味もなく観察し続ける私の悪癖。その延長線上にある行為。

もしかしたら、薄れていく欲求をどうにかするための行為……。