メモ書き

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歴史は繰り返さないが、韻を踏む

最近、割と目にするのがタイトルの言葉。

History does not repeat itself, but it rhymes」
アメリカの作家マーク・トウェインが言ったとされる言葉らしい。

まぁ、何というか、人間は物事に共通点やら、過去の類似例を探したがるもの。
それは知識の有用性を感じたいからなのか、知識を得てきた経験を無駄だと思いたくないからなのか……。
でも、「繰り返す」までいかないのは、同じ時間が二度と流れず、同じ環境が二度と形成されず、歴史は繰り返していない証左でしょう。

ってなことを書きたかったわけじゃなく、投資界隈で先の言葉を引用する人が増えたので、そろそろ今年最初の「調整局面」が訪れ、それを「暴落」と表現するのか、マーケットサイクルで言うところの「Bear Trap」なのか……。

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あるいは、この時期に蘇る「節分天井、彼岸底」か……。

att3200.hatenablog.com

過去記事といえば、円ドルの行方を書いたときと、年初の動向が大きく変わりました。
その変化の起点となったのは、地震ですね。たぶん。
電源確保への影響も出るでしょうし……。

att3200.hatenablog.com

ただ、これから半導体工場を国内に整備し、輸出に舵を切るなら円安は……ということに。
産業が生まれれば、そこに人が集まり、新たな産業もできるのは、何度も繰り返した流れ。
人件費が高くないならなおさらだけど、それに相応しい人を育てているかどうかが問題。
意識高い系の簡単なデスクワークしかできない人間ばかり育てましたとか言われても困るって話……。

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で、タイトルの件。
目にする機会が増えたのは、「同じようになるとは断言できないけど、過去の事例を使って現状から未来を予測しました」という前置きに過ぎない気がします。
言うなれば「最近、流行りのお洒落な言い訳」みたいな感じ。