メモ書き

****

地雷原に金塊を撒くように|もう先進国は、戦争をしない

地雷の除去には幾つかの方法がある。
人が乗る機械を用いた方法、人が持てる機械を用いた方法、素手に近い方法、地雷としての役目を果たす方法。
最後のは、踏むということ。もちろん、そこには犠牲が存在する。

誰かが指示して踏ませたのなら、それは非難されるべきことだが、勝手に踏んで爆発したのなら、それは誰を責めるべきなのか……。埋めた相手?

ということで、地雷原に金塊を撒く話。
金塊の空中散布動画とセットで、配布位置を知らせれば……あるいは、金塊につけたGPS発信機の情報を付ければ、それを見た人の中に「行こう」とする者が現れるかもしれない。
そりゃ、金塊がタダで手に入ると思えば。

厳密には、金塊といっても三菱のロゴ入りと、そういうのが無いのだと価値が違うんだろうけど。
それでも、グラム数で買い取る系なら売れるでしょ。多分。

で、現地に行ったら目的を果たさずに、地雷を踏んで終わるかもしれない。
それでも、その道中で地雷を処理した分を含め、数を減らすことに貢献できる。
誰に指示されたわけでもなく、自発的に動いた結果として。

このバラ撒き情報を敵側だけに伝えたとしたら……。
不法移民の集団だけに伝えたとしたら……。
犯罪者集団だけに伝えたとしたら……。

そう考えると、税金を費やす対象が減り、かつ地雷の数も減ることに。
コスパ的に、金塊よりも安いと思えるかもしれない。

* * *

何というか、最近の戦いはコスパ戦争に思えてくるところがある。

億単位のものを数万単位の兵器で破壊した。コスパ的大勝利……みたいな?

そうなると、安い人件費は何にも勝るコスパを生み出しそうだ。
この辺が、「もう先進国は、戦争をしない」と思えてくる理由の一つ。

人件費が高いうえに、教育にかけている費用が違うし、何より死を覚悟して戦うメンタルが形成されにくい。無法都市の方が、暴力への抵抗感がないみたいな理屈。
まぁ、相手が見えない状態での攻撃なら、そういう葛藤や迷いも薄れるのかもしれないけど。

とはいえ、民主国家であれば、世論という支配者が存在するので、それだけではない。
やらなければならないという同調圧力も、世論みたいなものだし。

話をコスパ戦争に戻すと、何も先進国だけの話じゃない。
テロという手法も、ある意味ではコスパ戦争が生み出した産物。

超大国に正面からぶつかっても、何の成果も得られない。
だから、関連する民間の船舶なんかを攻撃して、“いやがらせ”をする。

超大国の軍隊なんか相手にしたら、何の成果も上げられずに兵器を失うだけだもの。

一方で、その超大国の軍隊にしても、犠牲者が出ると世論がうるさいので、民間軍事会社に頼んで「国としての責任」を軽くする。

そう、戦うのは傭兵であって、国家の軍隊じゃない。

そのうち、正規軍がポリコレ弱体化でもした上に、実戦経験がない集団となって、傭兵が主導権を握るようになった末に国家を名乗ったら……。

名乗ったら、新しい物語の始まりだね。


ということを考えたというメモ。