メモ書き

****

親日国とか、現地を見たとか、一度の交流で良い人判定とか

「百聞は一見に如かず」とは言うけれど、歪んだ視点でモノを見たら、何も理解できないよねというメモ。

何というか、旅行で訪れただけで、その場で暮らす人々の何もかもを理解した気になっている人っているよねって話。

* * *

ちょっと親切にしてもらっただけで、「あの人は良い人」と言い出す感じ。
その人の一面を知っただけで、あるいは自分に対して不快じゃないだけで、良い人の括りに入れてしまう危うさ……。

これらの厄介な点は、他人にも自分の判断を押し付けるというか、自分と同じ向きを向かせようとすること。
で、違う評価の人間は良い人の枠から除外する。浅はかな選別。

親日国判定のそれも、似たような危うさがある。
親日国だから何もかもをプラスに捉えがち。出会って速攻で原爆が落とされた都市の名を言われ、「知っている単語を言ってくれたんだ」と思ってしまう感覚。
相手からしたら、それを言えば琴線に触れるだろうという……。まぁ、いいや。

親日国だろうと、おかしなことしているなら、それは批判材料だろうに、好意を向ける国には甘い。
この辺がやるせない。

仮に、この世に賢者の都なるものがあったとして、そこに愚者が訪れても賢者にならないように、人を変えるのは日々の積み重ねでしかない。

現場を見たんだと言ったところで、相手が用意したプロパガンダ素材に浸されただけで、フラットな見方ができていないこともある。
実際、とある国に行った時には偏った歴史解説をガイドからされて、洗脳旅行じゃねぇ~んだぞと……。

そんなこんなを思い出したのは、過去のメモを思い出したからかな。

att3200.hatenablog.com

att3200.hatenablog.com