メモ書き

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難民を助ける悪魔と、土地購入による新国家

タイトルに関して、人助けして悪魔とは何事だという主張は尤も。
ただ、別の視点で見ると、違う側面もあるって話。

難民を助けずに放置し、そこで亡くなった場合、難民絡みの問題も消滅する。
助けられなかった事実は残るけども。

一方で、助けた場合は継続的な救済と、資金や人員、物資が必要になる。
これらは湧いて出てくる物じゃないし、無限にあるものでもない。限られたリソースだ。

彼らをサポートし続け、ある程度の自立に繋がったとして、そのあとに沸き立つ復讐心が、自分を難民にした側に向くとしたら、新たな火種を用意したという側面を持ってしまう。

でもって、難民を受け入れたがために、今までなかった問題を抱えた国は珍しくない。

何よりも命は重いとする人命最優先と、金は命より重いという現実主義。
そのどちらを取るのかという問いを繰り返すのが、今後の世界情勢かもしれない。

本音を言えば、厄介要素が多いのに、技術も金も教養もない難民には、無関心でいたい。
そんな人が少なくないはず?

であれば、助けている人に向けられる視線も、本音と建前で違ってくるだろう。

そりゃ、目の前で困っている人がいたら、手を差し伸べる気持ちはわからないではないが、ずっと面倒を見られないのであれば、どうなんだと。飼えないペットを家に連れてくるなに近い。

きっと、助けたうちの何割かは恩義なんて感じずに、世話してくれる都合のよい人だと思って、たかるだけだろう。
譲り合いの精神で~とか言ったら、永遠に自分のターンは来ない。日本人感覚では理解できない粗暴さが、海外には山のようにある……。

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1977年「人の命は地球より重い」日航機ハイジャック事件 石井一団長 緊迫の交渉

news.tv-asahi.co.jp

ハイジャック犯に渡った大金が、その後の活動で何人もの命を奪っていたら、どうだろう?
たまに、そんなことを思う。

今だったら、テロリストとは交渉しない。
そう言われて終わるだろう。犠牲者が出たとしても。

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土地購入による新国家に関しては、例えば どっかの独裁国家に僻地を売ってくれと頼み、購入した土地で新国家を始める感じ。

水道、排水、道路。でもって、国境の壁。
そのあとに、公用語に決めた言語を話せて、簡単な計算ができる人に国籍を与えるとし、人を集めていく……。

難民も受け入れるし、土地を売った独裁国家の国民も受け入れる。
国連の委任統治領として。

他の国々は、国連分担金を出しているんだから、移民は君らのタスクだと言って……という話。

www.mofa.go.jp

GDPがドイツに抜かれたので、国連分担金はドイツより低くていいよね。