att3200.hatenablog.com前に、大統領選絡みのツイート規制を取り上げました。
で、腑に落ちなかったのが、FacebookやTwitterが“あっち寄り”な姿勢を見せること。
ここでいう“あっち寄り”は、中国共産党にとって都合がいい側。
腑に落ちない理由は、いわゆるメガテックのアプリは中国国内で使用禁止なので、そっち側に付く理由がわからないというもの。
自社アプリを使えなくしているのであれば、それは利益を阻害する存在のハズ。
なのに、それを支持する側に回るのかと……。
言ってしまえば、そこに利益が見えなかったのです。
で、データの話です。
国民総監視の中国では、そのデータが取り放題。
ビックデータ商売のメガテックにとっては、理想郷。
売り上げに繋がる広告は何かといったデータは山のようにあり、それが手に入るから支持する……。
そんな内容が、上記の動画で語られていました。
大紀元は、そのルーツ的にアンチ中国共産党の立場なので、そっち方面のニュースが大半。
それを踏まえたうえでも、なかなかに興味深い見解だなと……。
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ネット上の発言に問題があった場合、発信者がペナルティを受けることはあっても、その被害はプラットフォームの運営側には及ばない。
それが明記されたのが、通信品位法230条。
ただ、特定の情報を含むものだけを意図的に弾き、それによって世論誘導しようとしているなら、それはどうなんでしょうね。
……と思われたのかは知りませんが、議会に呼ばれて質問されていました。経営陣が。
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メガテックが、“あっち寄り”な姿勢になったのはデータだ。
そんな意見を目にし、抱いた疑問もあります。
「中国で得られたデータに、どれほどの有用さがあるのか?」
得られたデータは、アメリカのような多民族国家にも適用できるのか。
宗教観が違う国でも通用するのか。
一党独裁体制の中での行動は、その時点で心理的“条件”になっていないか。
その条件は、モンティ・ホール問題におけるドアのように、確率を変えるものでは ないか……。
芝麻信用の有無で、人の行動が変わるように。
とまぁ、こんなことを思い、別の提案も浮かんだのです。
“多民族国家にも適用”できるよう、多民族国家になろう!
⇒様々な移民を受け入れ、多民族国家にするのです。
⇒一人っ子政策で女性不足、歪な人口ピラミッドなんだから、ちょうどいいでしょう。
“宗教観が違う国でも通用するのか”をテストするために、信教の自由を実施しよう!
⇒これによりデータの精度が上がり、その価値が高まるでしょう。
⇒無宗教じゃバイブル・ベルトの行動原理は掴めないもの。
一党独裁体制が心理的“条件”にならないよう、共産党を派閥単位でAとBに分けよう!
⇒これにより支持政党の違いによる軋轢といったデータが取れ、より価値の高いデータになるでしょう。
「ビックデータで食っていく」のを国是とするなら、このくらいした方がいいでしょう。
データ産業立国「中国」は、巨大な実験場として、人類の未来を占う貴重な存在になること間違いなし。
まぁ、上記の内容を実現した時点で、今の中国とは大きくかけ離れたものになっているでしょうね。
利益誘導で国の方向性を変えさせ、体制に変化を促すとしたら、こういう方法もあるかも。
なぜだか、ナウルが脳裏をよぎるけど。