メモ書き

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スイング・ステートの票だけ、重くない?

ig.ft.com

アメリカ大統領選挙の話です。

集計方法が、全州の得票数合計なら話は簡単ですが、州ごとに集計して多い方に「選挙人」を割り当て、その数を競うもんだから面倒くさい。

選挙人は州で大きく違うので、その数だけ見ると デカいところで勝てばいいように見えてしまう……。
例えば、カリフォルニア州は選挙人が55人あるのに対し、ワイオミング州は3人と、ワイオミング州10個分でもカリフォルニア州には及ばない。それくらいの差があります。

そう考えると、カリフォルニア州が激戦区になりそうなもんですが、この州は1992年のクリントンから民主党が勝利しています。Wikipedia赤い州青い州によれば。

約28年もの間、民主党を支持する州なので、党のイメージカラーからブルー・ステートと呼ばれていると……。
逆に、共和党を支持する州はレッド・ステート。

そのどちらでもない、支持政党がない州のカラーは紫。なので、パープル・ステート。
もしくは、スイング・ステート……。

いわゆる浮動票みたいな扱いで、そこが選挙のカギとなるので、注目されるわけです。
で、思ったのが「スイング・ステートの票って、重くない?」ということ。

だってほら、支持政党がある州では、組織票みたいなのがガッツリ入るわけでしょ?
ブルー・ステートで共和党の候補に入れても勝てないし、レッド・ステートで民主党の候補に入れても勝てない。
であれば、熱心な支持者はスイング・ステートに居住し、投票した方が応援になるんじゃないか。

そんな風に思うと、やっぱり票の重みが違う気がしてくるんです。
まぁ、それだけ。

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Wikipedia赤い州青い州で過去を振り返ると、レーガンって強かったんだなって思えます。
ワシントンD.C.コロンビア特別区)とミネソタ州以外、共和党に入れてるので。
それとも、対立候補のモンデールが弱かった?

ターニングポイントとなるのは、1992年のビル・クリントンの当選。
この辺から、民主党を支持し始めた州が多い。

1988年に大統領になり、再選を目指したジョージ・H・W・ブッシュが気に食わなかったんでしょうかね、この州の人は。
個人的には、ブッシュ親子のイメージは戦争。

興味深いのは、オハイオ州
ここで勝った人が大統領になってるんですよ、1984年以降で見ると。
選挙人は18人。

www3.nhk.or.jp

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IT企業が多く集まるシリコンバレーは、カリフォルニア州
ここが一際デカい55人という数字を持ちます。

そう書くと、新たなメディアとなったSNSに関するアレコレの見方が変わるかも。
どこを支持する州なのかって視点になって……。

nypost.com

上の記事をツイートすると、Twitterのアカウントを停止させられると聞いたので、情報収集用のアカウントでやったら、何も起きませんでした。
影響力の無いアカウントだから、スルーされたんでしょうか……。
それとも、批判を浴びたので、そういうのをやめたとか。

 公式の発表は上記の通り。

あと、フェイスブックは前の選挙でも言われてましたね。

jp.reuters.com

そして、Googleの反トラスト法絡み。

www.nikkei.com

これに関しては、単純に独占禁止法
デカくなりすぎた企業は競争をなくすので、分割した方が経済のため。

そういう認識がされる一方で、検索のシェアを独占することにより、目立たせたい情報を多く表示させ、目立たせたくない情報を隠す恐れが危惧されています。

創業以来のミッション「Don't be evil(悪にならない)」は、どうした?
そう思いましたが、自社の行動規範から2018年に削除した模様。
代わりに、「Do the right thing.(正しいことをしよう)」に。

unleashmag.com

中国で使えるアプリは限られていて……という話をし始めると、何か腑に落ちない点も出てくるんですよね。

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それはそれとして、New York Post がバイデンの記事を書き、ニューヨーク・タイムズがトランプの記事を書く。
批判記事を……。
何というか、アンチの方が、その対象に詳しくなりそう。