メモ書き

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実際にやると、わかること

建物の中で作業し続けると、リアルな感覚がマヒしていく。

例えば、ノコギリで木の枝を十本くらい切る作業をイメージしても、そこに筋肉痛や疲労、その辺にいる虫のウザさ、足場の悪さとか、そういったことまで想像しづらい。

実際にやってみると、数本ほど切断したあたりで 普段 使っていない筋肉が硬くなり、張ってきて「このあとのパソコン作業に響くな」とか思い始める。
でもって、チェーンソーがあれば、もっと楽に違いないとか、未経験の何かに期待してしまう。

たぶん、こういう作業に慣れれば、もう少し違った結果になるでしょう。
その第一歩は、体の使い方ではなく、休憩の仕方かも。
適度に体を休ませ、長く働く。
若さを失い、働き続けるのに必要なのは、手を抜くポイント?
そんなことを思った次第。


他にも、ゆで卵で同じようなことを思いました。

いつの間にか、茹でて殻をむくだけくらいに思っていて、茹でた卵の熱さ、適度な茹で時間、手につく細かな殻、卵の膜といった諸々を忘れていたことに気づかされました。

実作業から遠ざかり、頭の中のイメージで語り始める怖さって、こういう感覚の延長線上にあるのかもね。

【追記】
数をこなすと、余計な力を加えているのに気づく。
ノコギリは引く力だけあれば、いい……。
掃除機が引くときに吸い込むように。