フランスのドキュメンタリーの感想です。
石油や天然ガスを採取するため掘削され、その後、使われなくなった廃坑井から有毒ガスが漏出。環境汚染や健康被害を引き起こしている実態が明らかに。
タイトル通りの内容です。
昔、ガスや石油を採っていたけど、使われなくなった場所から、今も有毒なガスが噴き出ているといった内容。
温暖化という視点で見れば、メタンを気にするところでしょうが、健康被害の方がヤバいと思えてしまう映像だったような……。
ぼんやりと見ていたので、記憶があやふやです。
というのも、流れが「廃坑井の調査」→「漏れている」→「廃坑井の調査」→「漏れている」の繰り返しだからか、同じ話をされている気分になって眠くなったんですよ。あと、部屋が暖かかったせいかも。
個人的には、漏れているのは わかったけど、その量は どのくらいの害をもたらすものなのか。
メタンで言うなら、牛のゲップ何回分だとか、そういう“わかりやすさ”が欲しかったかも。
廃坑井を出すたびに流す「加工映像」を繰り返すよりも……。
この「加工映像」は、ヤバいものが漏れ出ていることを視覚化した“イメージ映像”で、サーモグラフィ画像っぽい感じ。
「廃坑井が危険だ」をアピールする目的で番組を作っているでしょうから、そうする気持ちはわかるけど、似たような演出を何度も見せられてもねぇ。
それよりだったら、途中で出てきた費用の話とか、坑井を所有する企業側の収益構造とか、そういうのに触れたシーンの方が良かったですね。
端的に言えば、もっとデータが欲しかったかな。
世界に2000万~3000万箇所あるとして、それらをすべて塞げば、どれくらいの害を防げるのかという試算が見たかった。
その数の多さによっては、政府が取り敢えず塞ぐ作業をして、金の話は後回しという選択にもなるでしょうし。
廃墟になった後も温泉がこんこんと湧き続けた旅館、ついには建物ごと温泉に飲み込まれ幻想的な世界観を構築してしまっていた。
— えぬびい (@enuenuenubi) 2023年1月31日
これは動物とか妖精とか幻獣とかが入浴しにくるやつだ・・・ pic.twitter.com/E31aHC94oT
海外ほど石油やガスの採掘が身近じゃない日本だと……。
温泉の硫化水素あたりが、似たようなケースになったり?
硫化水素、33浴槽で基準超 全国の温泉調査