メモ書き

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「ゴースト オブ オイル 廃坑井が危ない」の感想

フランスのドキュメンタリーの感想です。

石油や天然ガスを採取するため掘削され、その後、使われなくなった廃坑井から有毒ガスが漏出。環境汚染や健康被害を引き起こしている実態が明らかに。

www.nhk.jp

タイトル通りの内容です。
昔、ガスや石油を採っていたけど、使われなくなった場所から、今も有毒なガスが噴き出ているといった内容。

温暖化という視点で見れば、メタンを気にするところでしょうが、健康被害の方がヤバいと思えてしまう映像だったような……。

ぼんやりと見ていたので、記憶があやふやです。
というのも、流れが「廃坑井の調査」→「漏れている」→「廃坑井の調査」→「漏れている」の繰り返しだからか、同じ話をされている気分になって眠くなったんですよ。あと、部屋が暖かかったせいかも。

個人的には、漏れているのは わかったけど、その量は どのくらいの害をもたらすものなのか。
メタンで言うなら、牛のゲップ何回分だとか、そういう“わかりやすさ”が欲しかったかも。
廃坑井を出すたびに流す「加工映像」を繰り返すよりも……。

この「加工映像」は、ヤバいものが漏れ出ていることを視覚化した“イメージ映像”で、サーモグラフィ画像っぽい感じ。
「廃坑井が危険だ」をアピールする目的で番組を作っているでしょうから、そうする気持ちはわかるけど、似たような演出を何度も見せられてもねぇ。

それよりだったら、途中で出てきた費用の話とか、坑井を所有する企業側の収益構造とか、そういうのに触れたシーンの方が良かったですね。

端的に言えば、もっとデータが欲しかったかな。
世界に2000万~3000万箇所あるとして、それらをすべて塞げば、どれくらいの害を防げるのかという試算が見たかった。

その数の多さによっては、政府が取り敢えず塞ぐ作業をして、金の話は後回しという選択にもなるでしょうし。

海外ほど石油やガスの採掘が身近じゃない日本だと……。
温泉の硫化水素あたりが、似たようなケースになったり?

硫化水素、33浴槽で基準超 全国の温泉調査

www.nikkei.com