「なんか、平気なんじゃね?」
みたいなノリで今月上旬の下落から上昇に転じてきたように思いますが、根本的には何も解決してないですよね……。
そんなことを下記のニュースで思い出したというメモ。
アップルとアマゾンが10月28日に発表した7-9月の決算は、両社ともにサプライチェーンの問題の影響で売上が予想を下回った。
<中略>
アップルのティム・クックCEOは、CNBCとのインタビューで、チップ不足を含む「サプライチェーンの制約」によって、60億ドルの収益が失われたと述べた。
トイレが設置できなくて住宅が完成しないとか、湯沸し器が無いとか、それも調達ルートがダメになったせい。
「ゼロ・コロナ」を目指して工場をしめたら、そうなるでしょう……。
その辺のことを抜きに、対コロナ政策だけで他国を評価している人もいますが、経済的なダメージも人を殺しますからね。侮ってはいけません。
コロナは抑えたけど、産業が死にましたでは、今後の生活が困難。
経済的に困る人が増えれば、鉄製の何かが盗まれたり、電気を良く通す銅が……以下略。
まぁ、そういうことも起こるわけですよ。
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ニュースの常連になってしまって、もはや新鮮味の無い中国恒大に関しては、「いつデフォルトするの? 終わる終わる詐欺?」みたいになっていますが、こちらも問題は何も解決していない。
借金をして、利息を払うのにヒィヒィ言っている状態なので、借金そのものは変わらず。
今後のスケジュール的には……。
中国恒大のオンショア債、オフショア債で今年償還を迎える債券はないが、リフィニティブのデータによると、12月28日までにオフショア債で総額5億4757万ドルの利払いが予定されている。
今後も別の社債利払いや元本償還の期限が続く。今月11日には、1億ドルを超える別のドル建て社債の利息も支払っておらず、資金手当てが急務だ。
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アメリカの債務上限だって、先延ばししたに過ぎません。
米上院民主党トップのシューマー院内総務は7日、与野党の上院指導部が連邦債務上限を12月上旬まで一時的に拡大する方針で合意したと発表した。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/10/post-97225.php
12月上旬が近づいたら、また揉めるのかもね。
いや、相手を困らせて、イメージを悪くさせる政治プロレスかもしれないけど。
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でもね、株価は年末に向けて上がると思われているんですよ?
そういうアノマリーがあるから。
11月からの6ヶ月が1年間で最も株価が上がった6ヶ月の始まりだというアノマリーが散見できた。
media.monex.co.jp
クリスマスに向けてプレゼントを用意し、あれこれ買う……。
その配送のために人も雇い、経済が回る……。
そういう季節だから? そのために港もフル稼働させた。
当局は、今年のクリスマスの時期の品不足につながる恐れのある、国際的な供給問題を改善しようと躍起になっている。
米アマゾンが従業員の時給を最大2500円に大幅値上げ、10万円超の入社一時金を用意する理由は?
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備忘録代わりに書いているけど、気にしているのはamazonのセール。
これを書いている時点でタイムセールしてるけど、安くなってほしいのは「それじゃない」な気分。
子供用プレゼントとして、Fire 7 タブレットを安く買いたい。
また3,980円くらいまで下げるんでしょ? 待ってるよ。
過去には3,480円、3,280円もあったね。
そっちの半導体なら、問題ないでしょ? みたいな気分。
どうせ、来年にはナノのレベルが違うのが席巻し、新しいスマホとか出るんだから、さばきたい在庫もあるでしょ? と思っているんだけど……。
【追記】
商品価格は「keepa」の価格履歴グラフを参考にしています。
株価は、今は様子見モード。
というか、しばらく眺めているだけ。
月末下げの月初上げが多い今年。
そして、年末アノマリー。
そういうパターンで動く古い投資家を、新しい投資家がカモる時が来ている気がしないでもない。
撤退戦が突然 始まる感じに。