メモ書き

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森友の音声データで考える「物事のメリット・デメリット」

いわゆる「モリカケサクラ」は、よく知りません
あまり興味を持ってないので……。

なんか、こういうのって、酷い言い方をすれば「政治ニュース・マニア」向けみたいな……と書くと語弊があるか。
言い直すと、支持政党を持つ人、あるいは政治的立ち位置が明確な人向けの話題な気がしていました。
なので、注目していなかったわけです。

注目したところで、私の利益に繋がるわけでもないし、最終的な結果さえ押さえておけば、時事ネタとしても済みそうだし……。

そんな感じだったんですが、何となく音声データの動画を見てしまい、感想を書きたくなったのです。

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まずは、NHK

www3.nhk.or.jp

音声データだけ、そのまま聞くことができます。
その内容に沿った記事もあり、注目すべきは二か所。

「僕は安倍さんとか鴻池さんとかから声がかかっていたら正直売るのはやめていると思います。だからあの人らに言われて減額するようなことは一切ないです」
「少しでも野党から突っ込まれるようなことを消したいということでやりました」

続いて、TBS NEWS。

youtu.be

同じ音声データを取り扱っていますが、上記の二か所には触れていません。
こちらの最大ポイント「佐川氏が指示した」という点。

音声データ以外にも、黒塗りの資料や手記なども出てくる内容なので、他の要素が多い構成となっています。

NHKにない点は、「首相の答弁が改ざんのキッカケになったか」です。

「野党は安倍さんの首を取ろうとしている」⇒「(首相の)答弁を受けて、炎上し……」⇒「野党がアレ出せ、コレ出せ」という流れになったので、首相の発言は“関係している”というもの。

何というか、意地でも自殺に関係させたい気がしますね。
直接的な行動を見せたのは、誰なのかは気にしない模様……。

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この2つの情報を受け、誰かが会話したとします。

「森友の音声データのニュース、見た?」

NHKを見た人とTBSを見た人では、きっと受ける印象は違うでしょうし、話しもかみ合わないでしょう。
両方を見ていれば話は別ですが、そうじゃないなら、お互いに自分の見解こそ正しいと言い合いになり、仲違いするかもしれません。

政治を話題にしてケンカになるのは、こういうケースが多い気がします。
そもそも、持っている情報が違うんですよ。

でもって、言い合いになれば、言い負かそうと躍起になり、最初に主張した側に偏向していく……。
こうして、また新たな政治ニュース・マニアが誕生するのかも。

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だから、メディア批判……というわけではなく、物事のメリット・デメリットの話。

物事は、良し悪しがセットになっている。
メリットしかないものは珍しく、大抵はデメリットもセット。
薬に副作用があるようなもの。

ニュースを得るという行為に関しては、情報を得て判断材料が増すというメリットはあるでしょうが、その情報源によって偏りが生じるというデメリットもある。

だから、それを踏まえずに「ニュースは大事だ」と、盲目的に情報を飲み込んでいては、酷くバランスの悪い人間になりはしないか。
同じ情報源だけでは、真実から遠ざかるばかりではないか……。

そんなことを思ったというメモです。


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質問に答えるの大変