食肉工場クラスターは、何度か耳にしたニュースです。
肉を扱うので温度は低く、空気は乾燥してしまう……かも。
部屋を広くすれば、それだけ光熱費がかかるので、コンパクト部屋で大勢の作業……。
となると、感染しやすい状況が、そこにある。
加工室の温度を 15℃以下に温度管理する。 1 つの肉塊を加工する時間は 20 分以内とし、速やかに冷蔵保管する。 加工に必要な肉塊、器具以外は置かない。 1 つの肉塊の作業ごとに、ナイフ(包丁)を 83℃以上の熱湯で洗浄消毒する。
湿度は50%前後
http://www.jmtc.or.jp/member/pdf/shisetsu_manual.pdf
※ 40%以下になると、インフルエンザウイルスが活動しやすくなる。
でもって、と畜場が閉鎖してしまうと、育てる側も困ってしまう。
肉として売り出せなければ、育った家畜が増えるばかり。
エサ代もかかるので、殺すしかない……。
赤字の連鎖を起こさないためには、何とか肉にしなくてはいけない。
肉にできなければ、肉の素材となる動物はいるのに、加工されずに殺されていくだけ。
肉の流通は減って価格は高止まり。
輸出で食ってるところは、非常にマズい……。
そんな感じの春先だったように思います。
で、現在。
再び広がるなら、同じことが起こり得る。
でもって、値が張る本物の肉ではなく、代替肉への流れができるのでは……。
菜食主義もあるし。
そういう可能性を考えようと、まずは代替肉のチェック。
よく見ているMakabeeさんの動画で、食レポをチェック。
もはや代替肉銘柄の代表格、ビヨンド・ミートです。
一部の人に「ポビドンヨード」と言い間違えられていますが、株主にビル・ゲイツの名前がある会社なんですよね。
動画を見る限りでは、肉風の大豆の塊。
よく作られていると思う一方で、人工的な何かを感じてしまうところも。
個人的な注目は、豆腐コーナーに置かれていること。
大豆由来の固形物は、豆腐ジャンルなんでしょう……。
それを見て思ったのは、何も肉を真似ずに、「美味しくて、新しい豆腐」を目指したらいいんじゃないかってこと。
肉が至高の食い物ってわけじゃないんだから、模倣をやめて新たな可能性を探ろうよ……。
人工知能の世界でも、人間の脳をベースに設計とかあるけど、既存の何かの模倣よりも、ベースの無い状態で発想した方が、革新に繋がるんじゃないかと……。
まぁ、その辺が個人的に言いたいところ。
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向こうの代替肉には、他にインポッシブルフーズがありますが、こっちは未上場かな?
日本では、日ハムのナチュミート、大塚製薬のゼロミート、ネクストミーツのネクストバーガーとか……。
そして、信越化学。
こちらは、「植物肉」向けの素材、セルロース。
正直、やっぱり「そこまでして、肉か?」という気分。
まぁ、うなぎの旨さは、タレでしかない。
焼肉の旨さも、ほぼタレ。そして、肉汁に含まれるアミノ酸。
そう思っている人間には、肉へのこだわりが理解できない。
この間、ステーキの動画を見てるけど、ビジュアルとして焼かれている肉は好きでも、好きな食べ物ランキングでは入ってこない。
そういうヤツなんで……。
ただ、XXを増したいときは、肉の方が効果があると思っています。
XXの説明をすると話が長くなるので、伏せました。
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こういうことを書くとアレだけど、そもそも大豆由来の固形物で一大ムーブメントが起こせるなら、とっくの昔に「テンペ」が起こしていても不思議じゃない。
それとも、世界は「テンペ」を知らないのか?
私は、あまり知らないし、食べたいと思わないけど。
昔、納豆コーナーにあるのを買って食べて、「味がない」という記憶しかない。
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植物の中ではタンパク質が多い大豆から、必要な栄養素を摂取というなら、豆腐の方がいいしね……。
柔らかいのが嫌なら、噛み応えのある高野豆腐もあるし。