メモ書き

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「プーチンの“オオカミ”たち バルカン半島にくすぶる火種」の感想

www.nhk.jp

ドキュメンタリーの感想です。
制作は確かフランスなので、いわゆる西側視点になるでしょうか。

内容はまぁ、田舎のヤンキーを見たなという印象。

プーチンの“オオカミ”たちはバイカーで、ロシアを支持する「Z」の旗を掲げて、セルビアの辺りを走っていました。
でも、イスラム系住民が住む地域に入ると、その旗を畳んで走るわけです。余計なもめ事を避けるためにと。

なんか、イカつい見た目をし、虐殺を行った軍人の言葉をタトゥーとして刻み、徴兵されればウクライナにも行くと言っている辺りに、個人的には田舎のヤンキー感があるなと。
なんていうんですかね、俺強いアピールを欠かさない生き方と言いますか、誇りとか名誉とか、でもってスタンダードになれない自分との葛藤みたいな? そんなところに田舎のヤンキー感があると思うんですよ。
都会で優雅な生活を送ってたら、こんなことは しないじゃないですか。
似たような主義主張を持ったとしても、徒党を組んでバイクで走ることに意義を見出しはしない……。


* * *

とはいえ、日本の田舎のヤンキーにはない要素が、彼らのバックグラウンドにはあるわけです。

それが、ユーゴスラビア紛争。

あの辺、民族や宗教に言語もゴチャゴチャなんで、解説するのも面倒な内戦がありました。
民族浄化とか、そういの。

で、オオカミ的には「俺たちにも被害者が出たのに、イスラム系ばかり語られる」とし、墓地に集まってなんかやってるのも気に食わないみたいな感じ。
NATO空爆された場所で云々……。

彼らはプーチンを支持してるわけなんですが、あの辺で彼らが敵視してる勢力と衝突したら、見捨てられる気がするんですよね。
今、イスラム系を刺激したくないという情勢ならば。

ってなことを思ったってだけのメモです。