何というか、田嶋陽子が女性の代表であるかのように、ハマスがパレスチナの代表みたいに言ってる人がいるよねって話。
5カ国の指導者による声明は、彼らが「パレスチナ人民の正当な願望」を認識しており、そして「ハマスはその願望を代表していない」と強調している。
上記のように、分けて語られる存在だと思うんだけど……。
反ハマス・デモもあったし。
ガザで反ハマス・デモ数千人規模 2023.8.1
そのうえで、テロはダメだろって話。
歴史上のあれこれを見ずに、そいつが何をしたのかを見る。
その辺にいた民間人を誘拐して、暴行して、侮辱して……。それは歴史的背景で許されることじゃないでしょ。
このあと、軍隊による戦争犯罪が起こるのなら、それもまた同様にダメでしょと指摘するだけ。
是々非々。良いものは良いし、ダメなものはダメ。
過去のイギリスの三枚舌がどうの、二千年前はどうの、入植がどうの……。
そういった根本的問題は、それはそれで話し合い、略奪だの暴行だのも、それはそれで議題とする……。
* * *
今後の問題としては、軍隊による解決を容易にさせないため、彼らが民間人を盾にしている点。
そこを攻撃すれば民間人にも犠牲者が出る。
しかし、放置もできない。食糧や電気を止めても問題視される。
どっちにしろ詰んだ状態だから、よくて突入。次が民間人もろとも……という選択したくない状況。
当事者からすれば、人質を捕られていない国は双方に自制なんか促して、気楽なもだよな。お前のところの国民が人質だったら、態度も違ったんだろうにと思ってるかもね。
いや、相手は国の滅亡を望むテロリストだぞ、話し合える要素はねぇ……かも。近隣国は、難民として押し寄せなければ何でもいいとかも。
ハマスは、ガザ内では実質的な政府であり、ハマス支持を取り付けるため病院などの福祉施設を運営しています。そして、そこを武器庫としているのです。理由は、イスラエル側が破壊を躊躇する上、破壊された場合には政治宣伝に使えるからです。
<中略>
そうして無人となった施設を破壊しても、日本のマスコミは「病院や市民の居住施設を破壊した」と報道してきました。今回も同様になるでしょう。
上の文章の「日本のマスコミは~」を見ると、嫌な予感がしてくる。
パレスチナのハマスに出獄を祝福されたのが重信房子氏で、その支援者が死刑廃止論者の大谷恭子弁護士、そして出獄に駆け付けたのが青木理と金平茂紀の各氏。
パレスチナのハマスに出獄を祝福されたのが重信房子氏で、その支援者が死刑廃止論者の大谷恭子弁護士、そして出獄に駆け付けたのが青木理と金平茂紀の各氏。https://t.co/VzKiE6mPtT
— 事情通 (@JIJOsBizAdv) 2023年10月7日
また、彼女を引っ張ってこないよな、TBS……。
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国際社会の無関心さが~とか言うのは簡単だけど、そう言ってる人も他国の問題に無関心だったりする。
みんな自分の願望を叶えてほしいだけ。
それが実現しないと誰かのせいにしたい。自分で抱え込んで無力感に苛まれたくないから。
人は完ぺきではないから、過ちも犯すし、配慮も足りない。
それを踏まえて思うのは、いろんな出来事にコメントしなきゃいけない世の中って何? ……ってこと。
政府見解みたいなのを出さないとダメみたいなの、面倒だよね。
入植地に係るイスラエル政府発表(外務報道官談話)
ぶっちゃけ、自国に引きこもっていたくない?
「それはイギリス君の宿題だよ」とか言って、幾つかはスルー出来そうなものなのに。
でも石油が~という指摘に繋がるだろうけど、今のところはエネルギーも食糧事情も関係ない国の争いという位置づけになる。残酷なことに、経済的にはね……。
ヒズボラやハマスを支援するイランが出てきたところで、第三次世界大戦とは呼ばないでしょう。
ヨーロッパを巻き込まないと、彼らはカウントしないと思うよ?
というか、イギリスって中東のヘイトをイスラエルが集めてくれたおかげで、助かってない?
ほら、石油目当てで中東でしたことを思えば。
イランでは、3つの船が有名である。
『ノアの方舟』『タイタニック』『日章丸』というのも、その辺の事情からくる。
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ことあるごとに中東は石油が……と言うけれど、その石油依存からの脱却をサウジアラビアが目指し、技術のあるイスラエルに近づくなら、金にならない同胞的価値観が邪魔になって仕方がない。
これも捨てられていく古い価値観と、新しい価値観の争いという側面を持つんだろうか……。
もしかして、世界は過去の膿を吐き出させようとしている?
ハマスが武力制圧したガザ地区が注目を浴びる一方で、ファタハが統治するヨルダン川西岸地区は……。
どうなっているんだろうね?