映像作品や書籍の感想をよく書いてるけど、「やめた方が、いいな」と思うことも しばしば。
その理由は、楽しみが減るから……。
「この作品の感想を書くぞ」
そう思って見ると、純粋に楽しめない。
見ているうちに「ここは、こう書くぞ」と、感想のことが思考ノイズになって、作品への集中力を奪っていく……。
そして、感想を書くための鑑賞となるのです。
楽しむための鑑賞ではなく、感想のための鑑賞。
それは、排泄するために食べるようなもの。
ちょっと違うかな?
* * *
まぁ、そんなこんなで、感想を書くのをやめようと思うものの、書かないでいると何かが溜まっていくので、気づけば書いている……。
気持ちの整理の一環なんでしょうね。
それは それとして、何気なく見るだけでは気づかなかったポイントを発見したり、作中に登場する馴染みのない単語を調べたり……。
そういうメリットもあります。感想を書くという行為には。
でも、そんな私の感想を見て、不快になる人がいるかもしれない。
「お気に入り作品を酷評しやがって、この……」とか、「大好きな俳優の演技を貶して……」とか。
あるいは、「あのクソ映画を称賛するとか、頭に蛆が沸いているぜ」みたいに。
う~ん……。
いや、そういう感情を刺激するほど、きちんとした文章を書いていないな。
毒にも薬にもならない言葉ばかり……。
所詮は、メモ書き。
読み手のことを考えず、さらさらとメモしただけ。
何をしているんだろうね、私は。
* * *
ちなみに、アクセス数が多いのは、ラブホテルのドラマの感想です。
相も変わらず……。
最近、見たのは……。
ちょっと前に金曜ロードショーで放送した「パラサイト 半地下の家族」です。
ようやく見終えました。
なんかね、イマイチのめり込めず、何度か中断し、ようやく最後まで見ました。
半地下の家族が、金持ちの家で働くため、アレコレしていく流れは、なかなかユニークな展開ではありますが、こういうパターンが好きじゃないんでしょうね。
基本、詐欺系は苦手です。
個人的には中盤以降、土砂降りの中、前の家政婦さんが戻ってきてからの方が、続きが気になる展開で好みでした。
いつかは半地下の家族だとバレるとは思っていましたが、想像以上に力技だったかなと。
冬のソナタの交通事故ほどの力技じゃないですけどね。
あと、注目したのは他国の製品。
「アメリカ製のテントだから大丈夫よ」→なかなかの信頼性ですよね
「日本製のカニカマよ」→もう海外作品で日本の家電は出てこないでしょうね
「新しい住人はドイツ人だけど、ビールとソーセージ以外も冷蔵庫にある」→あぁ……
「北朝鮮ギャグ」→あの放送を真似るんだろうな、と
こういうのって、割と時代を反映していて興味深いです。
バブル期のハリウッド作品とか見ると、日本への警戒心が随所に……あったような?
今なら、
「てか、NO JAPAN運動は?」
「あの物件を買う計画? ソウルのマンションは価格が暴騰しすぎて、大変じゃない?」
みたいな時事的な突っ込みもしたくなるでしょうが、十数年後には そんな感想を抱く人も減るんでしょうね。もしかしたら。
そういう意味では、そのときに抱けた感想というのは、これはこれで記録の一つなのかも。