メモ書き

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マイナス金利解除と、ゾンビ企業の淘汰

マイナス金利の解除は、情報として小出しにされてきたので、市場的には驚きはなく、想定通りの展開。
でも、それって どうなの? 関係者からすればインサイダーを疑われるリークじゃないのか?
かといって、情報バルーンを上げずに動いて混乱しても……。
そもそも、金利を上げるアクションは、理由を賃金アップにするなら実際にアップ後に必要な調整分だけ行うべきもの。それを この段階で……。
というか、マイナス金利の効果はサッパリだったから、理由をつけて早くやめたかっただけでは?

みたいな意見を耳にしたというメモです。

マイナス金利自体は、私らが利用する銀行が日銀に預けておくとマイナスになるんで、マイナスになるくらいなら誰かに貸そうみたいな流れを期待してのもの。積極的融資に繋がって金融緩和という話。
銀行からすれば、解除された方が何かと良いに決まっている。

で、解除後に速攻で金利を引き上げたくらいには影響があるというか、この準備していました感は何だよ。

三菱UFJ銀行 普通預金金利引き上げへ 年0.001%を年0.02%に

www3.nhk.or.jp

 

三菱UFJ銀行、2年間通帳記入無しで「紙通帳」を自動廃止

www.watch.impress.co.jp


年0.02%になっところで、楽天銀行には及ばない。
楽天銀行のマネーブリッジ利用者なら、普通預金残高1円~3,000,000円まで0.10%、3,000,000円を超えた分は0.04%だ。

www.rakuten-bank.co.jp

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一方で、金利が上がることで支払いが増える人や企業もいると。
コロナ禍のゼロゼロ融資も切れる頃なので、資金繰りに困るところも増えそうな時期。ダブルパンチとなるケースもあるでしょうけど、見方を変えれば余剰人材の放出とも受け取れる。

経営者における罪深さには種類があり、ある人は「雇用の維持ができないこと」をあげ、別の人は「時間の浪費」をあげる。

前者は、ゾンビ企業と化した状態でも、雇用を維持することに意義を見出す。
後者は、ゾンビ企業となること自体に罪の意識がある。

人の時間が有限なら、その有限な時間を費やす作業には、それなりの価値があるべきだ。
無価値な作業に時間を費やす、あるいは費やさせるのは、優れた者のするべきことじゃない。

それを踏まえたうえで考えると、稼げない仕事をさせるのは罪だ。
その時点で価値の低い労働であり、将来的な稼ぎも不安定になるからだ。労働者の機会と時間、将来の可能性を奪っている……。

ゾンビ企業と化した状態で数年の延命を果たしても、そこで働く従業員の視点で見ると、数年の働き口を得るのと同時に、将来的に役立たない労働経験が増え、稼げるスキルを身に着ける機会を数年逃してしまう可能性も高まる。
いっそ、さっさと潰して新たな可能性を模索させた方が、傷口が広がらないで済むと……。

そんな話が浮かんだので、メモしただけ。
以下はオマケ。

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タダ働きするから、日本のGDPが上がらない。

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怠惰な国民は、努力に見合わない報酬を要求する。
怠惰なので、自分より稼ぐ輩を妬む比率も高く、落ちてくるのを底で待っている。みんな横並びの財産共有主義を叫んで、平等に分配を期待して誰かを選びあげ、その分配者が権力者となり、やがて独裁を始める。
その独裁にマズさがあっても根が怠惰なので、誰かが何とかしてくれることを期待し、独裁国家は いつまでも独裁国家のまま。

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水がないと工業国にはなれない。