メモ書き

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「逮捕しちゃうぞ」の実写ドラマを思い出す

まぁ、その、世間を賑わせている問題に絡み、実写化作品を見なくなったキッカケを思い出した次第。

メカやハイテクに精通し、抜群の運転技術を持つ小早川美幸(原沙知絵)と、人並み外れた運動神経と格闘センスを持つ辻本夏実(伊東美咲)。

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漫画を読んだことがあったので、何となくドラマを見たら設定が破綻していました。

夏実は怪力キャラで、ドラマでもそういう紹介があったはずなんだけど、高いところから落ちそうになる人を手で捕まえ、それを引き上げられないでいるシーンがあったはず。
で、一緒に見ていた家族が「怪力じゃなかったのかよ」と。

基本的なキャラ設定すら、物語の展開次第では忘れ去られるという……。

俳優の出演時間がどうとか、事務所のアレがどうとか、撮影がどうとかいう以前に、シンプルにレベルが低いじゃないの?
時間経過で描写する映像作品と、コマ割りの漫画、文章の小説といった違いをもってして、差異を語る以前の話。
クリエイティブな能力の欠如。それに尽きる。

以前、とあるベテラン脚本家の講義の類があった際、脚本家の若手に「この登場人物を老人に代えよ」と指示したら、語尾を「~じゃ」にしただけで提出したというエピソードを聞いたのを覚えている。
話し言葉を変えるだけ……。そこには、生きた年数による言葉の重みとか、考え方の違いとか、そういうものはなかったと。そういう話。

この若手の延長線上に、クリエイターのなり損ないがいるのかもねと。
似たような類として、批評家なる存在もいる。
物書き崩れとして、何かを語っているようだけど、その辺の素人レビューと大差ないし、批評の定義を掲げたところで、なんの役にも立たない文章なのは変わらない。

何も生み出せないから、他者の作品をネタに食っているだけの人たち……。才能がないのに、クリエイターになりたくて、真似事をしているようにすら見えてしまう。

最近だと、海外の吹き替え担当にも同じことを思った。
原文にはない政治的要素を勝手に入れて、作品の内容を変えてまで自己表現を優先するそれ。
「日本のアニメを日本語で見たら、まったく違う内容だった」って言われるレベルの……。


あの業界時代が、政治的には“そっちより”なのは重々承知しているけど、思想さえ同じなら仲間内のパーティーで構わない感じなんだろうか。

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と書いてきたところで、そろそろ普通の映像プロダクションでも、新たに立ち上げる人が出てもと思わないでもない。
原作リスペクトを掲げ、低予算でも、ほぼ無名な役者でも、普通に作りますよって感じに。

スマホで映画を撮る監督もいるくらいだし、昔ほど機材に金を使わんでもと思う。何より、無駄に高いだけでスキャンダル・リスクが高い大根アイドルを使うより、よっぽどと思うだけどね。
集客? コスパ悪いでしょ、そういうアイドル。

そこでも「つまらない原作を云々」とか言う人が来たら、プロ意識に欠けるから帰した方がいい。
まったく需要がないものは売れないし、映像化の話も来ない。であるなら、何度でも見返して、面白さを発見しないと、スタートにも立てない。

これは、仕事上の都合で「興味のないものを作れ」と言われた私の過去に関係する思い出でもある。

それはそれとして、脚本の話。

200字詰め原稿用紙1枚で、映像30秒相当になる。
男性のセリフは苗字、女性は名前だと性別がわかりやすい。
柱は〇や□ではじめ、場所を指定する。時間帯は未記入なら昼。

書き方とかは、こんな感じ。
アイツらでもできるなら、俺もやってやるぜという人は、どうぞチャレンジを。

 

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