よく見る上の画像。
払い得世代、払い損世代という括りで対立を促し、その制度批判からの政府批判というコンボは、よくある取り上げ方かもしれない。
で、それに関してインフレ時期の支払いとデフレ時期の支払いについて言及している人を見て、「そういや、貨幣価値の要素が語られないよな」と思ったというメモ。
言うまでもなく、今日の一万円と、十年後の一万円は、同じ価値とは限らない。
その一万円で何が買えるのか。これに尽きる。
モノの値段が上がると「値上げだ」と口走るものの、見方を代えれば貨幣の価値が下がっているとも言える。
総務省統計局の小売物価統計調査によれば、1袋5kg入りのうるち米の価格は1950年で99円、1980年で4,142円、2010年で1,739円となっている。これが買えるモノの違い。
主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)~平成22年(2010年)より
同じモノを買うにしても、これだけの差があるから、それを踏まえた表に……いや、やめておこう。見づらい表になって、政府批判ができないとマスコミが使えない判定するからだ。
あと、「物価変動率等で計算された実際の保険料額」になっているはずだし。
そもそも、払い得も何も、払っていないけど受け取っている人も……。
寡婦年金は、死亡日の前日において国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた期間および国民年金の保険料免除期間(※1)が10年以上(※2)ある夫が亡くなったときに、その夫と10年以上継続して婚姻関係(事実上の婚姻関係を含む)にあり、死亡当時にその夫に生計を維持されていた妻に対して、その妻が60歳から65歳になるまでの間支給されます。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/1go-dokuji/20140422-02.html
配偶者の未納は、揉めそうな要素だよね。