「リタイアメント査証(退職者ビザ)」の話です。
一定以上の預金、年金受給額、年齢などを超えていれば、海外に長期滞在できます。
長期滞在査証で。
国によって条件は異なりますし、物価も違うので一概には言えませんが、老後に2,000万円も要らないのでは?
……と思えて来るかも。
2,000万円という額については、どういう経緯で出たのか、まったく調べていませんので、スルーします。
まずは、フィリピンから。
フィリピン退職庁認定「リモンズ株式会社」のサイトに行けば、申請の代行費用を含め、様々な情報が見られます。
『35歳以上の方がビザ取得対象者』
『日本の3分の1の物価で生活可能』
『平均気温は26~27℃』
『多くの公用語』
『フィリピンに送金される年金は非課税』
申請費用は、1人目1,400ドル、2人目以降+300ドル。
ビザの更新は、3人目まで360ドル。
預託金は、約500万円。
以上、世界で最も日本人が殺される親日国「フィリピン」のケースでした。
35歳以上というのは、ここくらい?
預託金も少ないですね。
* * *
次に、預託金が約300万円なインドネシア。
こちらも代行会社の情報を参考にします。
見たのは、インドネシア大使館登録旅行会社「株式会社ピー・アイ・シー」です。
『55歳以上の方がビザ取得対象者』
『インドネシアで就労しないこと』
『リタイヤメントビザ(VBS)』
『損害保険USD 55』
細々とした項目でアレコレ取られるみたいです。
ビザは1年更新で、最大5年まで延長可能。そのあとも、手続きできるみたいです。
地盤沈下と海面上昇で水没しそうなジャカルタが首都。
地盤沈下は、地下水の汲み上げが原因だとか。
首都移転先、「カリマンタン島(ボルネオ)」に移るのは2024年の予定。
こういった情報は「海外移住情報」に書かれていますが、こちらは2019年で更新を終えたようです。
残念ですね。
このあと、こういった移住に関する費用や法律なんかは、変わっていきそうな気がします。
そう思って調べたというわけじゃないんですけどね。
その国の銀行に幾ら入れれば、永住権が得られるみたいな話を聞くたび、そのうちリタイヤメントビザを調べよう。そう思って「調べる単語メモ」に書いていたのが目に入ったってだけ。
「フィリピン退職庁」とか聞くと、「退職」とか省庁っぽくないと思うかもしれません。
でも、「ココナッツ庁 Philippines Coconut Authority」もあるんですよね。