メモ書き

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「PSYCHO-PASS」に、押井守の匂いを感じた話

年末年始、アマプラに「PSYCHO-PASS」があるのを見つけ、「これ、見てないかも」と思って再生したときの感想です。

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総監督の人がアニメの影響を大きく受けているのは、踊る大捜査線の頃から知っていたというか、見ていれば“わかる”レベルだったんですが、それを思い出したというか、何というか……。

「踊る」本広克行監督に影響与えた“押井イズム” 「押井さんの手法、実写で試した」

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特に『Sinners of the System Case.2 First Guardian』ですよ。
これはパトレイバーの劇場版、第二作で見たシーンが……。

戦闘ヘリでガラス張りのビルを攻撃するシーンとか、懐かしくなりましたよ。初めて見たはずなのに……。
あと、事件がテレビで報道されている様子を食堂で足を止める人越しに見せるシーンも……。

同じやんけ。

パト2冒頭の東南アジア某国へのPKO派遣も、攻撃される戦闘車両を見て思い出さずには……。
そういう風に見始めると、移動する車内での会話も同じに見えてくる。

これ、オマージュとしてやったのかな?
それとも、魂に刻み込まれていて、それを見たことを忘れ、創作したと思ってやったのか……。
いや、これは意図的ですよね。さすがに。

話の筋も、どこか似ていたし。

PSYCHO-PASS」という世界観を維持したうえでの上記の要素なので、今までついてきたファンを無視して趣味に走った感じはしないけど。
そういう意味では、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の押井守臭はしないと、高橋留美子なら言うかもしれない。

……という感想。