メモ書き

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次のイノベーションは、アラート機能|SBIRのメモ

様々な指標が生み出されるのは、誰もが「炭鉱のカナリア」を欲しているから。

VIX指数を見て「ヤバい」と慌てふためいたり、前年比などの傾向で「終わった」と嘆いたり……。

それは、危機を察知し、回避するため。
あるいは、次の一手をベストにするために。

……ということで、「灰色のサイ」を教えてくれるアラート機能があれば、イノベーションとしては面白いと思ったというメモ。

灰色のサイ(はいいろのさい)
大問題に発展する可能性が高いにもかかわらず、軽視されているリスクのこと。英語表現を日本語読みして「グレーリノ」と言うこともあります。

www.smd-am.co.jp

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例えば、何らかの行動に出たとして、それに伴うリスクを教えてくれるアラートとか……。

「それをやると、ウェルズ通知が届きますよ」みたいな?

www.netinbag.com

まぁ、今のは適当です。
ウェルズ通知という言葉をメモするために書きました。

あとは、そう……。
犯罪回避アラート。

PSYCHO-PASSの犯罪係数じゃないですが、ヤバさは推測できるもの。

カッとなってナイフで刺したといった動機がありますが、普通の人はナイフを持ち歩いたりしないし、カッとなっても刺しません。
持ち歩いている時点で、普通の状態ではないのでしょう。

でもって、「犯罪者は、他人も犯罪を犯すと思っている」可能性が高い。

みんな、自分を基準に考えるので、ズルをする人ほど、他者もズルをしていると思うもの。

街に「今月、空き巣の被害が1件ありました」というポスターがあれば、犯罪行為を考えない人なら「気をつけよう」くらいに思うでしょう。
逆に、犯罪行為を考えている人なら、「成功事例がある」と思うかもしれません。

その捉え方の違いを追えば、犯罪回避アラートも不可能ではない。
そんな妄想。

しかしまぁ、「普通の人」と「普通じゃない人」を隔てる壁は、薄いのか厚いのかわからないですけどね。

『人は、一瞬で愚かになれるが、賢くなるには時間がいる――』

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タイトルにある「SBIR」は、中小企業技術革新制度のこと。

www.sbir.gov

何というか、企業支援です。

とある番組で知りました。

日本の企業が基礎研究から撤退し、技術力の低下を招いたのは、目先の利益を欲する株主が増えたからだ。
そう番組内で言われていて、そこを打破すべく始まった取り組みとして、「SBIR」が紹介されていました。

www8.cao.go.jp

何にせよ、新たなものを生み出すには、資金を投入しないとダメ。
わからないから研究するのであって、そこに確実性とか成功率を求めてはいけない。
やらなきゃジリ貧だから、片っ端からチャレンジし続ける。
そういう戦略が大事。

ってなことを書いていて、新たな事業で失敗している企業よりも、何も新しいことを始めない企業の方が、リスクが大きいような気がしてきました。

で、そういう“変わらなさ”に対しても、アラートを出す何かを……。

https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/seisaku/c_torimatome/kihonhoushin7.pdf