報道しない自由、これ。
報道しない自由の発動で、不都合な情報がスッポリ抜けるので、「無い」と認識させられる。
あるいは、報道しないから重要じゃないと思い込む。
新聞とテレビで情報収集しているという自負が、抜け落ちている情報があるという事実を認めさせない。
その抜けを指摘されると面白くないので、相手が間違っていることにする。
あるいは、攻撃を受けたと認識し、敵だと思って新聞とテレビで流れた誰かの主張を繰り返す。
その行きつく先が、特定の情報だけ抜ける情報弱者の誕生。
……ってことになっているのだとしたら、稀に見る顧客ないがしろ主義じゃないか。
利用しない方がお得。
自分に対するメリット＆デメリットで、デメリットが上回るなら、たばこや酒と同じ類と言えなくもない。
なのに、新聞は軽減税率。
テレビは、電波利用料の負担額が安い。携帯電話に比べて。
なんだ、この優遇ぶりは？
いや、逆か。
そちらに気を使った報道、そちらの意見を流すのを頑張りますで、勝ち取った制度的な優遇。
そう考えれば、誰のための報道なのか、ハッキリする……。
