「忘れられゆく戦場 ~ミャンマー 泥沼の内戦~」というドキュメンタリーの感想です。
「混迷ミャンマー 軍弾圧の闇に迫る」の続きと位置付けてもいい内容に思えましたが、記憶違いかもしれません。
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まぁ、なんというか……。
デモ参加者が武器を取った時点で、悪化していくのは予想できた気がします。
武器を取るのは、他に方法が無いと思ったから。
あるいは、仲間がやられたので、やり返す方法を選んだから。
その流れを相手側である国軍から見れば、デモを取り締まっていたら、武器で反撃されるようになった。
こっちにも犠牲者が出てくる……。
舐められたら終わりだ、徹底的にやらねば。
あれも怪しい、これも怪しい。
その先にあるのは、無差別な虐殺。
怯える者は、すべてを疑い、すべてを破壊したくなる。
これが悪化していく最短ルート。
その国軍を抑えようと経済制裁をすると、先にダメージが現れるのは国民の方で、彼らの抵抗力を削ぐ結果になり、独裁政権は強権さを増していく……。
これが悪化していく最悪ルート。
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では、どうすれば良かったのか?
国軍憎しで相手に損害を与えたとして、それで何か改善される可能性は低い。
政権奪取をゴールとするなら、そこから逆算して準備しなくてはいけない。
番組内では、元からいる反政府組織に合流し、武器を作って反抗していたけど、その反政府組織の長年の活動が実っていないのであれば、今後も見込みがないとしか言えない。
むしろ、彼らの活動範囲内で無関係の人が襲撃される確率を上げやしないか……。
「アイツらの根城は、このあたりだ。近くにいる者を拷問して、吐かせろ」となるので。
で、捕まえた人が無実であれば、この事実を明るみに出すわけにはいかないからと、口封じをする……。
国境沿いの悲劇は、それが原因になっている場合もあるのでは?
と、考えれば、反政府組織への合流は すべきじゃない。
相手と同じような攻撃を選んだところで、攻撃の質も量も上な相手に勝つ見込みは無い。
だから、もしも攻撃という選択肢を選ぶというなら、違う攻撃方法にすべきではないのか?
例えば、そう……。
軽蔑すべき内容になるけど、「イソプロポキシメチルホスホリルフルオリド」を検索すれば、Wikipediaに製造方法が載っていたりする。
調べようと思えば、ネットでたどり着く“攻撃手段”は豊富だ。
そういった“攻撃手段”を用い、街中をわが物で移動する装甲車などに使う。
正しくは、それを動かしている人に使うことで、人だけを排除して兵器を奪うことも可能になるかもしれない。
3Dプリンターでプラスチック製の武器を作るのではなく、相手から武器を奪取する方法を考えるのだ。
彼らが着ていた軍服を着用すれば、国軍を装って、軍事物資がある場所に潜入できるかもしれない。
爆撃に使われている戦闘機の傍に行き、運転席を燃やすくらいはできるでしょう。
さすがに、奪ったところで操縦できる人はいないだろうから、無力化させる方法を取るのがベター。
兵器の強度や耐久性は知らないけれど、電子部品なら破壊できるでしょうし、それを換えるのは容易じゃないはず。部品や技術的に。
軍服を着た状態で行えば、裏切者が出たと、仲間内で魔女狩りが始まるかも……。
そして、最終的にはクーデターをし返す。
最重要となるターゲットの確保。ここから、交渉が始まる。
人質をダシに、交渉のテーブルを用意して。
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ということを思ったというメモです。
番組の内容は、ロシアのウクライナ侵攻で忘れられていくミャンマーという切り口で、在日ミャンマー人の方が話す感じ。
この方、前にもNHKのドキュメンタリーに出ていたはず。
こう言っちゃなんだけど、ロシアの問題を片づけることで、ミャンマーにも良い影響があるんですよね。
番組内でも触れていましたが、ミャンマーの国軍が使っている爆撃機は、ロシア製 Yak-130と、中国製 K-8……。
兵器の購入先であるロシアが潰れれば、新たな購入はできないし、メンテナンスでも支障をきたす。
巡り巡って、国軍を打倒しやすくなる。
これはアフリカ諸国にも言えるんだけど、そうなると独裁ドミノに繋がって……。
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番組では、国境沿いの地域の被害として、チン州が取り上げられていました。
他の箇所でも、ネット上の情報を集め、時系列に並べ、事実確認を続けていると、その努力が伝えられていました……。
一方で、あまり触れられなかったシャン州が気になったり……。
シャンの住民は何世代にもわたってアヘンの生産で生計を立ててきた。アヘン用のケシを原料にしたヘロイン生産では、ミャンマーはアフガニスタンに次いで世界第2位だ。
「イソプロポキシメチルホスホリルフルオリド」以前に、軍を弱体化させるアイテムがあるんじゃないのかと。
反政府勢力となって遠くで訓練するより、待ちの人として“こっそり破壊活動”にいそしむ方が、彼らには効果的じゃないかと思わないでもないです。