メモ書き

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今回の利上げもダメだよねという話

日銀会合の内容が、事前に漏れている。

日銀は31日の金融政策決定会合で追加利上げを検討する。現在は0~0.1%の政策金利を0.25%に引き上げる案が有力だ。

www.nikkei.com

なんで、当日のAM2:00に こんな記事が出てるんだよ。パーセンテージ、ピッタリじゃないか。
購読者に為替取引させて、儲けさせたいのか?
それとも、自分らが先に動くためか?
というか、この時間帯はアメリカの市場が開いている時間帯じゃないか……。

www.sangiin.go.jp

まぁ、前から問題視は されているんだけど……。
リーク記事を出させてくれるなら、批判記事は書きませんよ的な相互依存状態にでもなっているんだろうか。

 

youtu.be

上の動画は、証券マンの人がやっているもの。
業界の話を少しでも知りたい人向けのチャンネルかな? イギリス生活の話の方が、個人的には面白いけど。

個人的に印象に残っているのは、高橋洋一氏が自身のチャンネルで理論株価を持ち出し、それで適正株価がわかる的なことを言ったのに対し、自分の意見を言った回。
何というかこう、慎重な人で、あまり個人を批判しないタイプなんだと思って印象深かったですね。

理論株価なんて、誰も見ちゃいねぇ~よ」とか、言わないし。
指標というのは、それを活用し、その指標で動く人がいなければ、特に参照する理由もないもの。
移動平均線にしても、MACDにしても、機関投資家が見ていないのであれば、それを起点にした動きは起こりづらい。

高橋氏は株より国債を勧めるタイプなので、いわゆるテリトリーではないんだろうけどね。

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利上げに関して言えば、日本だけ見たら「する必要はない」もの。
利上げすれば金を借りづらくなるので、融資を受けて新しいビジネスという展開が減り、景気を冷え込ませる効果がある。過度のインフレを抑える効果があるので、アメリカは そうしたわけ。

じゃ、日本はどうなのか?
賃金の上昇を期待し始めたところで、冷やすには時期早々。
何とかデフレを脱却し始めたという矢先。
暑いと思ってから冷やすのがセオリーなのに、暑くなるだろうからと、涼しいうちから冷やし始めたと。

なんで今、やったのかといえば、アメリカの利下げが9月になるだろうという予測があるから。
向こうの利下げと、こっちの利上げが重なったら、差の開き方が大きくなる。
最大瞬間風速を抑えるため、こちらを前倒したのかもしれない。

急激な為替変動を防ぐため、金利政策を重ねない。
それは、他国とのバランスといえば聞こえはいいけど、向こうが9月にやる保証はない。
大統領選挙があるから、選挙期間にやって国民生活に効果が出て、現職の成果としてカウントされない配慮を……という論調もあるんだけど、候補者が副大統領になったんだよね。


株価に関して言えば、基本的に利上げは株安。円高は株安。
投資しなくても、預けておくだけで利益が発生するなら、そうする人が増えるから。
でもって、円高になれば、海外の人から見て「日本、安い」が薄れるので、日本株を買わなくなる。つまりは、売る。

じゃ、利下げは株高、ドル安は株高。
そう考えて向こうへの投資を考えるのも、今は待った方がいいかもね。

ほら、8月は機関投資家がバカンスに入る時期だもの。
休み前は手仕舞いする。
9月に戻ってきて買い始めるかもしれないけど、大統領選挙の前は売られがち。
株を売って、資金調達をする人もいるだろうし。

ただ、誰が大統領になっても上がる傾向を踏まえると、秋ごろに底が見えるかもねと。

 

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追記メモ

円キャリーの逆流……。

att3200.hatenablog.com