オリンピックの話題をちらほら見かけるようになったので、思い出したようにスポーツの話。
タイトルは、下の記事から。
「君たちは『ゼイリーグ』だ。どれだけ税金を使うんだ」
地元チームの予定表を見ると、試合は週に1回。会場はホームとビジターを交互に。
月に4試合なら、自分ところのスタジアムは2回しか使わない。
月に2回の使用のために、箱ものが用意される。税金でスタジアムが、だ。
税金が使われるからには、公共性があるんだろうなと思ったら大間違い。
天然芝の維持があるので、市民は使えない。
だからといって、サッカーチームは月に2回の使用料しか払わないし、使わせない間の維持費も出さない。
試合の際に張り出される広告は、自分ところの収益。
防災施設として？ それだったら体育館の方が雨風をしのげていい。
体育館なら他の市民も使えるので、公益性という観点で見るとバスケに分がある。
天然芝のサッカーフィールドだけだと公共性は縁遠く、自治体的にとっては赤字垂れ流し施設になるので、陸上のトラックを周りに用意するとか、市場と隣接するとか、抱き合わせ販売みたいなことをする。
ただし、陸上トラックの利用者、市場関係者にはメリットがない。
チケット収入があるだろと思うだろうけど、SS席の当日券で4,000円、ビジターゴール裏で1,800円。
平均入場者数はJ1なら1万人を超えるものの、J3だと3000人に満たない。
1試合の売り上げは、1千万くらいが関の山？ これ、厳しいよね。関係者の給与とか考えると。
グッズで儲けるにしても、リピーターばかりの客3000人って、アイドル商売と変わらない。つまりは、同じような問題が起こりやすい？
地域との一体感をアピールしようにも、テレビでは放映されない。
DAZN独占だから。
たぶん、サッカーの太鼓持ちというか、スポーツライターは独占の判断をヨイショするんだろうけど、スポーツが広告ビジネスであることを考えると、愚かな選択だ。
独占にしたら、広告効果が薄れるもの。
スポーツの広告としてのメリットは、幅広い層にアピールできること。
なのに、それを自ら捨てている。
地元のテレビで流せないのに、地域一体とかどうかしている。
DAZNスポンサーの番組でなら試合も？ いや、田舎のテレビに、そんなのあったか？
まぁ、そもそも観客の民度も低いので、それが地域に根ざすようになっても困る。
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試合を軽い気持ちで見に行くと、応援を強要されて嫌になったという声も聴く。
あれじゃ、酒のつまみにスポーツを見る層は来ないだろう。
そもそもだが、降級制度がある。
優秀なアスリートの海外挑戦は珍しくない昨今。国内の格下リーグになりましたとなったら、そこでのプレイで得られるものは微妙だからと、格上リーグに優秀な人は移籍したがるでしょう。
地元愛とやらが深ければ別ですが、競争の激しい世界においては、上を目指すことを諦めたら、レベルアップは難しい。そういう意味で、弱小チームに居続ける虚しさは……。
といったことを考えると、システムとして欠点だらけな気がするのは私だけだろうか。
まぁ、ぶっちゃけ、私はサッカーに興味も関心もなく、お金の点で気になったから軽く調べたのだが、それでダメな点が見つかるあたりに、他のスポーツより要らないリストの順位が高くなる要素たっぷり。
もはや、関係者が生き残るために存在しているような気さえする。
1チーム11人という時点で、少子化が進む中じゃ、真っ先に消えていきそうなもんだけど。
それでもメディアが擁護というか、あまり目立った批判をしないのは、スポンサーをしているからでしょうね。
新スタジアム問題に揺れる秋田のチームでも、地元の新聞社「秋田魁新報」の名前があるし。
出会い系バーで貧困調査をする人がオススメしている新聞です。
お奨めは、信濃毎日新聞、秋田魁新報、北海道新聞、琉球新報、沖縄タイムスなど。 https://t.co/nAKn9uTEcO
— 前川喜平（右傾化を深く憂慮する一市民） (@brahmslover) 2024年7月18日
なぜ前川さんは「出会い系バーで貧困調査」という苦しい釈明をしたのか
＊ ＊ ＊
スタジアム問題で言うと、「Jリーグスタジアム基準」がアレなんだよな。
勝手に作って、守れなきゃライセンスを認めないと言ってるけど、その基準を満たしたからって、何かを保証するわけでもない。
なんか、基準を満たしたスタジアムを建設したのに、完成した後に基準が変えられて……というところもあるとか、ないとか。
サッカーに比べると、週に何回も試合ができて、集客数も多くて、テレビ中継もある野球ってのは、単体でプラス収益に出来てエライよね……。
