今年に入ってから、大きな車両がガタガタと音を立てながら、近所の道を通る光景が日常になりました。
車両に積まれているのは、木材。
主に杉。
車両は荷台の隅に金属の柱がある感じので、いかにも木材を運びますよって見た目をしています。
山積みの木材が運ばれるのを見て「最近、多いね」と話すと、身内から言われたわけです。
「今がチャンスだと、木を切っているんだ。XXさん、山師だもの」
そのXXさん、よく業者を呼んで何か話していた気がします。
「あぁ、そういう仕事だったのか」と、近所の住人に興味のない私は思った次第。
田舎なので、年輩の人になると、隣人の経歴書や家系図が書けるくらいに詳しい。
隣が何をやっているかというゴシップほど、鉄板の話題はないんでしょうね……。
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今がチャンスの理由は、よく言われている木材不足。
コロナ禍の住宅需要と、輸入先が戦争を始めたので……。
たぶん、そんな感じで価格が高騰しているんでしょうね。
前は、国産の木材は乾燥させるのにどうの、価格がどうの言われていたような。
今になって国産と言い出しても、林業従事者の高齢化も進んでいるし、技術が継承されないまま、植樹した木が日の目を浴びない可能性も……。
それでも、個人的には今の杉が木材になり、花粉控えめの杉が増えたらと、思っている気持ちもありますね。
あるいは、一部は明治神宮のように常緑広葉樹を植え、百年後には原生林のようにしてみるのも一興。
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そういや、長年放置された感じの木材置き場の木材も減ってたような。