メモ書き

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「大丈夫」の根拠は、無いでしょ?

気軽に使われる言葉、大丈夫。

具合悪そうにしているのに、「大丈夫?」と訊かれれば、返ってくる答えは「大丈夫」が鉄板。

訊き方が悪いって話でもあるんですけど、軽い挨拶感覚で使われていますよね。
大丈夫って言葉。

それって、全然 大丈夫じゃない。

「OK」的な意味として使う割に、その根拠がどこにもない。

「あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま」が大丈夫。
なのに、危なっかしくて、だらしない人ほど頻繁に使う。

「XXXして、大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫。全然、問題ない」

で、問題が起こると……

「こんなことになるなんて、思わなかった」

これ。

さっき言った「大丈夫」の根拠は、どこよ。
どういう検証や判断から、大丈夫と太鼓判を押したんだ?
何も考えていないくせに、大丈夫を連呼するんじゃない。

 

そして、そのあとに続くのは……

「こんなことは想定外。誰も予想できなかったから、仕方がない」

定番の思考停止呪文「仕方ない」で終了。

結局、最初から最後まで何も考えていないだけ。

大丈夫の根拠も無ければ、仕方がない理由もない。

自分が思う通りに行動したいから「大丈夫」と相手の忠告を遮り、追求を逃れたいから「仕方がない」を連発する。

そう、だから、大丈夫と言っていいのは、「ますらお」だけだ。