最終的には、「万能な解決策など無い」って感じのメモになっています。
『NTT固定電話、都内で着信制限 ワクチン予約が影響か』
NTT東日本は6日、東京都内の固定電話の着信を午前9時から午前11時43分にかけ、一時的に制限したと明らかにした。電話が集中し、回線がパンクして警察や消防への緊急通話ができなくなるのを防ぐためという。
都内の自治体では、この日から新型コロナウイルスのワクチン接種の電話予約が始まっているところがあり、電話の集中に影響した可能性がある。
引用元：
オレ「もしもし、オレだけど……」
といったフレーズが元祖っぽい系の特殊詐欺。
その被害が、電話不通で一時的に減るかもしれない。
電話が通じなければ、電話を使った詐欺も減る。
犠牲者も少なくなる。そういう理屈。
だからといって、「電話を廃止せよ」という論理展開はしません。
「交通事故の可能性があるから、車を廃止しよう」と言って、その利便性を捨てるは愚かだもの。
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予約が取れなくて、ずっと電話をしている。
これは、コンサートのチケットを取るときにも起こること。
だから、そういった電話予約に慣れた企業が、ワクチン予約を行った方がスムーズだったんじゃないか……という意見も見るくらい。
個人的には、自治体の接種会場が1つじゃない以上、予約会社に依頼しても別の問題が発生したと思っています。
1人1予約ですし。
自治体のサイトに行けば、会場単位の予約状況が見られ、1日単位で更新するケースも見受けられます。
そういうのを見て思うのは、必要なのは予約管理システムだなと。
とはいえ、1回しか使用しないのなら、要件定義、開発、デバッグ、操作練習をこなすより、エクセルでも使って管理した方が早いでしょう。
そのエクセルのデータは、同時アクセスできない状態になるので、どうしたって遅くなるでしょうけど。
だとすれば、会場単位での予約受付の方がスムーズ。
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どちらにせよ、ずっと電話が使われているのなら、営業電話や詐欺の電話が割って入る機会が減る。
“運よく”繋がったとしても、予約が取れずに殺気立っているところに、「ＮＴＴの方から、ＸＸで〇〇な△△ですけど、電話料金がお安くなる……」と言えば、「それどころじゃないんだよ！」で終了。
思わぬ余波が、その界隈を襲うでしょう。
「電話が繋がらないのは厄介だけど、詐欺が減るのは良い」
そう考えると、物事ってやつは良い面と悪い面を併せ持つのがデフォルトで、なかなかデメリットばかりにもならないんじゃないかと思えてきます。
逆に言えば、メリットばかりにもならない。
で、冒頭の「万能な解決策など無い」になります。
『ワクチン 途上国が求める特許権停止』に関しても、いくつもの側面があるわけです。
まず、一カ国で感染を抑制できても、他の国から入ってくる可能性を減らせなければ、この問題は終わりません。
次に、創薬のメリットが失われれば、開発者は「もうやらない」となるでしょう。
第三に、質の問題です。爪水虫のジェネリックに睡眠薬が混入するよう話。
他にもありますが、パッと思い浮かぶのは、この辺。
そういった様々な側面を考えずに、手放しで称賛する人がいたり、完全否定する人がいたり……。
それが常と言えなくもないですが、ニュースの見出しだけを見て、条件反射的に言葉を発する人が多いなと思うわけです。
でもって、そういった短絡的な感情の吐露に共感する人が少なくない……。
別の側面を誰かが示唆したところで、異なる意見は求めていないので、口論するだけ。
「自分と意見が同じ」＝「まとも」
それだけが唯一の法則。
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ってなことを思ったというだけのメモです。
