メモ書き

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妻が、旦那の物を捨てる理由

妻が、旦那の物を捨てるのは、暇だからである。

捨てる時間という暇があり、旦那の物が気になるという暇があるからだ。

つまり、ずっと家にいる妻なわけだ。

家の中に長時間いると、それだけ置かれた物が目に入る。
目に入る物が嫌いな場合、見るたびに不愉快な気持ちになる。
その不快さから逃れるには、どうしたらいいか……。

そう、捨てるのが一番だ。

物を捨てると、良いことが二つある。

一つは、不快な物を目にしなくて済む。
もう一つは、物を置くスペースが増える。

スペースの確保は、ものを置く余裕。

冬ごもりする感覚で言えば、食糧を確保できる準備が完了したのと同意。
言うなれば、動物的な安心感が得られる……。

* * *

しかし、夫側からすれば、たまったもんじゃない。

そこで、手段を講じる。
捨てられないためには、その物の価値を理解してもらうのが最善。

手っ取り早い方法は、値札である。
置いている物に値札を貼り、実際に買い取っているサイトの情報などを添付するのだ。

値が付かないようなガラクタでない限り、これで捨てられる心配は減るだろう。
代わりに、売られる危険性が増す。

だが、捨てられるよりは、圧倒的に良い。
売って得られる金銭は、我が家の収入。

売る手間が省けたと、捨てられた時に比べれば、自分への慰めの言葉も見つかりやすいだろう。
もしかしたら、自分よりも大切にしてくれる人の元へと旅立ったのかもしれないし……。

* * *

さて、こうして物を売ることで得られた収入は、生活費にまわされるのならベスト、知識や技術などの投資に繋がってもベター。

滅多に使わないカバンや靴になったら、ワースト。

特に、買取NGなブランドに手を出すパターンでは……。

これでは、時間を費やして処分する作業の繰り返し。

* * *

そこで、基本的には売らないし、かといって捨てない物で、スペースを埋め尽くすのだ。

空いているなら、埋めてしまおう、スペースを。

捨てられないためには、誰もが価値を理解していて、保存がきくものがベター。
それでいて、隣近所に分け与えるようなものでなく、日々の生活で消耗していくものが望ましい。

そう、トイレットペーパーだ。

トイレットペーパーで、スペースを埋めれば安心。
かなりの場所を取ってくれるし、誰もが使うので重要性も理解している。

これで、家族の要らない物をめぐる「誰かのやらかし」の尻拭いをしなく済む……かもしれない。

* * *

……ということを何となく、書きたくなったというメモです。
もちろん、「こうすれば、ああなる」という根拠は皆無。

体験談の要素もなければ、人から聞いた要素もない。
唐突に、なぜか書きたくなったから、書いてみたというオナニー文章。

そうそう、自分が集めた物を捨てられるで思い出したのは、秘密基地のこと。
子どもの頃に近所に作ろうとするアレ。

その辺に落ちている石ころとか、いい具合の木の枝とか、手に馴染む容器とか……。
説明できない良さを感じたものを子どもは集めがち。
でも、そんなのを家に持って帰っても、親に捨てられるだけ。

そういうのを置いておくために、秘密基地って作るもんじゃない?
気のせいかなぁ……。

www.roomie.jp
つまりはまぁ、さっきの値札よりも、セカンドルームという名の趣味部屋を準備し、秘密基地とするのが最良の案かも。
上のリンクは、タイニーハウスだけどね。

もしくは、ずっと家にいるような人がいないよう、外に出る趣味でも勧めるとか。
人間、行動範囲が狭まると、その狭い世界のことが、すべてになってしまうもの。
世界を広げれば、家の中に何が置かれているとか、そういうのが どうでもよくなっていく……。