メモ書き

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世論調査がアテにならない理由の一つ

「XXテレビですが、アンケートにご協力ください」

そんな電話がかかってきたとして、その「XXテレビ」が嫌いだったら答えるでしょうか?
また、暇じゃない人は相手をするでしょうか?

これが、世論調査がアテにならない理由の一つです。

なぜ、理由になるのか。
それは、回答をする人に傾向がみられるからです。

ランダムに選出しようが何をしようが、答えるか否かで回答者の選別が行われる。

「XXテレビ」が嫌いじゃない人は、「XXテレビ」の報道傾向を問題に思っていないので、テレビ局側が欲しい回答をしやすい。
「XXテレビ」の報道傾向を問題に思っている人は、答えるのも嫌なので、そもそも回答しない。

そうすると、そのテレビ局が誘導したい方向の結果が出やすい。
そういう理屈。

www.realpolitics.jp

* * *

これは実体験ですが、テレビ朝日の報道番組スタッフから電話がきたことがあります。
スタッフと言っても、バイトですかね。

電話帳からランダム選出し、実家にかかってきた後、ご丁寧にも家族が私の連絡先を教えたんですよ。

知らない番号なので出ないでいたら、家族から説明されました。
でもって、出るようにと。
面倒でしたね、何度もかかってくるし……。

これが私一人の問題なら、出ないで済んだんですが、実家にかけられると厄介なので、渋々出ることにしました。
電話帳とか載せないでほしいんだけど、田舎ってそういう場所だからなぁ……。

なお、対象者が答えたくないんだから、他の番号にかければと言いたくなりますが、こういう選出って 選んだものを変えたらアウトなんですよね、確か。
だから、しつこい。

答えたところで、何らかの報酬もなく、時間だけが奪われる。
本当に迷惑な話。

そう思いながらも、答えることにしたわけです。
政治絡みの質問されて、それに答える。
理由も述べた方がいいのかと思い、喋っていたら途中で要らないと言われ、「これに関しては、こうなんですよ。知ってますか?」みたいな展開に。
そして、「わからないなら、わからないでいい」と。

もはや、回答の誘導ですよ。
「わからない」で済むなら、最初から言えよ。
こっちは、早く終わればそれでいいんだから……。

当時、ニュースをチェックをする余裕もない日々だったので、知っている情報を整理しながら答えていたら、これですよ。
何なんですかね。
これが協力者への対応なんでしょうか。

バカにされた感じで不愉快でしたが、こんな訊き方をしている時点で、価値のあるデータなのかという……。
それが、世論調査がアテにならない理由の一つです。

* * *

これは聞いた話ですが、取材の申し込みも酷いらしいです。

「取材してやるから感謝しろ、宣伝になるぞ」

という態度だったそうです。読売新聞だったかな?

他にも、不動産の管理をしている会社でバイトしていた際に、物件を撮影で使いたいと言ってきた連中も、そんな感じでしたね。
テレビで放送されれば宣伝になると言い、上から目線。

責任者が、断ったんですけどね。
理由は簡単。割に合わないから。

だって、撮影は何時間かかるか わからないもの。
物件の使用許可を大家からもらったところで、撮影時は管理会社の立ち合いのもとになる……。
その立ち合ってる間、その人は収入に繋がる作業はできない。
なのに、ノーギャラ。

物件が破損する可能性もある上に、撮影中は物件の案内もできない。機会損失です。
そんなリスクを負ってまで宣伝する理由がない。

なのに、唯一のメリット「宣伝」を声高に叫ぶ。
宣伝は、万能アイテムじゃないぞ。

* * *

こんなことを思い出したのは、アメリカ大統領選の討論会があったから。

編集された部分的な映像しか見てないけど、動画のコメント欄に「隠れトランプ支持者」という文字を見て、前回のヒラリー圧勝ムードを思い出し、世論調査のことを書きたくなったわけです。

前回のときは、木村太郎氏が当てたとかで、ドヤッていた記憶があります。

www.fnn.jp

今回は、ギャラップの調査をもとに、色々と語っている模様。

隠れトランプ支持者になる理由は、表立って言えないけど……だとか。
一方で、向こうでは家の前に支持旗みたいなのを設置する風習もあるらしいんですけど、住んでいるところによっては、バイデンの旗を立てるとボコられそうだから、民主党支持を隠す人もいるとか。

* * *

大統領選と言えば、株価アノマリーを何度か耳にしました。

・2~3月で下落
・9~10月で下落

だったら、現職が負ける。
具体的な数値で言えば、10月の下落は8月3日のある指数を下回るかが鍵とか。
今回は11月3日の選挙なので、8月3日。

どうして、こんな感じなんでしょうかね。
株価が下がれば、現職にとっては不都合。
だから、対抗馬は そこで売りを仕掛ける。
さらに、どっちになるかわからないから、相場はリスクを回避してキャッシュにしておく……。
で、下がる。

現職が勝ちそうなら、政策は変わらないからホールド。
そんなところでしょうか。
9~10月に関しては。

2~3月は、資金が必要になって、株を売っているのかな?

* * *

それはそれとして、個人的にはネガティブキャンペーンが、昔から理解できない。
その感覚が……。

互いの貶し合うCMをバンバン流す。
その貶されていた奴が、選挙後にはトップに立つ。
国民は、どういう神経なんだろう……。

ボロクソに言い合っていたら、「しこり」が残るでしょう。どう考えても。

候補者争いにも言えますけどね。
最近まで、相手をボロクソに言っていたのに、副大統領にすると決まれば、急に持ち上げる……。

これを見ていて、茶番劇に思えないのだろうか?

というか、それ以前の疑問として、
「権力者の仕事は何なのか、それを知らずに票を入れていないか?」というのも。

どんな仕事をしているのかすら把握しないまま、どんな権限と役割があるのか知らないまま……。