メモ書き

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ブランドの崩壊と、なんちゃってスーツ

幾つかのブランド品は、消えてなくなるかもって話です。

不景気になると、現金を持っていたいもの。
日々の生活が苦しくなった時、ブランド品なんか持っていても、腹は膨れません……。

何かと交換しようにも、流動性が低い資産は、取り引き相手を探すのが大変。
だから、早めに手放して金に換えておく。

一方で、こういうときに放出される「お宝」を狙う人もいる。
あとで価値が上がったときに売る、もしくは個人的な趣味のコレクションに加える……。そんなところ。

実際、スペイン風邪や恐慌のときも……という事例があるかもしれませんが、今回は「行動変容」というオマケが付くので、過去の事例が参考になると思っていいのかな、と。

歴史が好きな人は、過去の事例との共通点を見出し、そこに執着するあまり、「今」を見れないのではないか。そんな危惧さえあります。

だって、昔はネットが無いですから、「人が会う社会」は変わらなかった。
でも、今は違う。

人が会い続けるなら、ブランド品には「見せびらかす」という使用方法があります。
人に会うリスクを避けるようになれば、「見せびらかし」という趣味は消え去る。「見せびらかし」需要でやってるようなブランドは、淘汰されていくのでは ないでしょうか。

トップスばかり売れて、ボトムスが売れないように、ウェブカメラに写らない箇所は、どうでもいい。

「人と会う上半身」>「人と会わない下半身」

見えるポイントと見えないポイント。その重要度は広がるでしょう。
特に足元。
外にでなけりゃ、靴なんか履く必要もない。
「#KuToo」絡みは、一気に解決するかもしれませんよ。職場によっては。
よかったですね。

あまり出かけないなら、バッグの出番も減りますよね。
そうなると、個人的には困るんですけど……。

特に時計は、困りますね。
別に好きじゃないんですけど、飯の種にしてるところがあるので。

ただでさえ、2020年はETAムーブメントの……。
まぁ、いいや。

www.jetro.go.jp


外出しないなら、時計もしないでしょう。
家には置時計があるし、人によってはスマートスピーカーもあるでしょう。
そもそも、時間はスマホで見る人が多い。

スマートウォッチも、好きな人は好き。
楽天のショップオブザイヤー 腕時計ジャンル賞で、スマートウォッチの朝廷屋が受賞するくらいに、その勢力は拡大中?
ちなみに、このジャンル賞。ずっと、ブランド腕時計の輸入店や質屋が受賞してきた流れがあります。
国産ブランドの逆輸入店も強かったですけど。

とはいえ、一部のメーカーの愛好家は残るんでしょう。
ムーブメントは自分のところで作ってるとか、メンテナンス面で充実しているとか、際立つ個性が受けているとか……。

消え去るとしたら、有名ブランドのパチモンっぽいのを作っているところ、そしてファッションブランドの時計あたり。特にレディース。
そんな予想。

機械式マニアが興味を示さない、レディースのクオーツとか、厳しいんじゃないかな?
今まで、自己顕示欲の為に買われていたとしたら……。

ハリーウィンストンのダイヤじゃらじゃらの千万円以上とか、結婚式で見せびらかすために買われていた……いうのは偏見か。

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書いていて思ったのは、逆にスーツっぽく見えるスウェットとかあったら、売れるのかなと。
オフィスカジュアルならぬ、ホームビジネス・スタイル……?
Microsoft Office じゃないけど。

実際、スウェットスーツとかあるけど、そういう方向の商品を出すところが、アパレルでは伸びるかもねとか。

「どうせ、また出勤スタイルに戻る」

そういう風に思うところもあるけど、テレワークで知ってしまったメリットを手放せるだろうか?
出勤する無駄な時間を消せるんだもの。
そのうち、求人情報でチェックする項目は、「在宅可」になるんだよ。

経営者側にしても、日替わり出社にでもすれば、大きなオフィスは要らないから、賃料も削減できるし……。

これは主に首都圏のオフィスワーカーの話。