メモ書き

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「ポスト・コロナ、アフター・コロナ、withコロナ」を語る人を見て思うこと

「コロナ後では、こう変わるッ!」
「コロナは終わらない。共に生きるwithコロナ時代は、こうだッ!」

そんな主張を見るたび、思うことがあります。

それは「ハズれたら、どうするんだろう?」というもの。

無名の一個人のブログならともかく、顔出しして活動する著名人なんかは、「まったくの見当違いでしたね」と、後から言われる可能性があるわけですよね。

そのときの言い訳は、用意されているのだろうか。
そんな心配をしてしまう……。

まぁ、何というか……
ハズれたら、「私が警告したことで、歴史は修正された」的に、信者を増やしていくのかもしれない。

確か、そういった類いの話を「影響力の武器」で読んだ気がする。
いや、違う本だったかも。

何だったかな。
「世界は滅亡する」と言って、予言された滅亡タイムに信者が集まり、祈ったことで危機は回避された的な解釈のヤツ。
予言が外れたので信者が減るのかと思いきや、逆に増えたという……。

人は、間違いを認めたくないもの。
滅亡を信じた者にとっては、騙されていたという事実より、「自分たちが、世界の救世主」という虚構の方が信じやすい。

自分が信じやすい解釈を取り入れ、頑なに主張の一貫性を追求し続ける。
面倒くさいね。

att3200.hatenablog.com


こうして書いてみると、別の可能性が見えてくる……。
言ったもん勝ちかもしれないって。

先の本にある例のように、「啓蒙」をウリに商売をするなら、未来予測を唱え続けて信者を後戻りできない精神状態に持っていく。
それこそが生き残り戦略なんだろう。

「ハズれたら」を心配する必要はないのだ。
ハズれたら、顧客の主張がロックされるだけ。
逃げ道を失い、ひたすら盲目的に追随していくだろう。
お金が尽きるまで……。

そんな風に思ったというメモ。