メモ書き

****

東京の事情だけで、日本を語ってほしくない

  1. 東京で、こんなことがあった。
  2. 「これが今の日本の現状」

このパターン。

いやいや、それ、東京の話。
日本の現状じゃなくて、東京の現状。

日本なんて、主語がデカ過ぎ。
地方は、別世界なんてざらにある。

逆のパターンもある。

  1. 地方のXXで、こんなことがあった。
  2. 「これが田舎の現状」

このパターン。

いやいや、それ、あくまで一地域の話。しかも、おそらくは一個人の。
田舎の現状じゃなくて、その地域の現状。その人の現状。

地方を一括りにしちゃダメ。

同和問題は、全国区じゃないから。

セイコーマートは、内地じゃ見ないから。

信濃の国なんて、歌えないから。

運動会の組み分けは、色だから。
「赤城」「妙義」「榛名」とか知らないし。

つまり、あれですよ。
全国ネットの朝の番組で、東京にできた新しいお店とか紹介されても、仕方ないっていう……。

そこを切り取られて、「今、日本の流行は……」と言われても、地方民は「そんな日本、見たことねぇ」で終了。

日本じゃない?
パスポート無くても、入れるよ。

「名古屋はええよ!やっとかめ」じゃないけど。


* * *

一都市しか住んでないのに、

「日本ってさぁ……」

と語り始めるコメンテーター系の人は、何なんだろうね。
自分の知識や経験が足りないのかもしれないと少しでも思っていたら、断言するような物言いは、そうそうできないと思うんだけど。