キノコのカロリーの話。
カロリーは、言わずと知れた熱量。
1kcalで、1リットルの水を1℃上げるアレ。
その数値は「日本食品標準成分表」を基に計算されます。
今は「2015年版(七訂)」ですか。
日本食品標準成分表 PDF(日本語版)
100gあたりのデータが載っているので、それを見て計算するのですが、「消化吸収率に個人差が大きい食品などは、暫定的にカロリーを半分にして表示」しています。
個人差が大きいのは、主にキノコや藻類。
なので、すべての人にとって、ヘルシーなのかという話。
十分な報告がない食品についてはアトウォーターの係数が使用されていますし、消化吸収率に個人差が大きい食品(主にキノコや藻類)では、暫定的にアトウォーターの係数で求めた「カロリー」を半分にした値を成分値に載せています。
引用元:
単純にカロリーだけ見ると、多い&少ないの話になりますが、食事誘発性熱産生を考えると、タンパク質:約30%、糖質:約6%、脂質:約4%を引きたくなるかも。
消化の際に、それだけのエネルギーを使うからです。
まぁ、こんな話をしたところで、世の中には「芋だけ食って、ムキムキ」な民族もいますし、「米だけ食って、元気」な民族もいます。
いわゆる伝統社会で暮らす人々ですね。
そういう暮らしに遺伝子レベルで適応した結果なのかもしれません。
ということを踏まえると、食品から摂取できる栄養素も、個人によって違う……。
その人の遺伝子や状態に合わせた数値が出る「カロリー表示」があれば、とか少し考えたというだけのこと。
QRコードをアプリで読み取ると、自分用のデータが出るみたいな。
※ 消化・吸収の違いは、腸内細菌の違いから書いた方がいいのかもしれないけど。