メモ書き

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微生物の酵素「B38-CAP」とは、何なのか

ただの個人的な調べものです。

秋田大学は2月27日、本学大学院医学系研究科の久場敬司教授らの研究グループが、白神山地の土壌から採取した微生物の酵素「B38-CAP」に、心不全や高血圧の治療に効果があることを突き止めた研究成果について、本学医学部附属病院で記者会見しました。また、新型コロナウイルスによる重症肺炎の治療薬開発につながる可能性もあると発表しました。
引用元:

www.akita-u.ac.jp

 酵素心不全や高血圧の治療に効果があると言われてもピンと来ない。
そんな人間なので、まずは酵素から改めてチェック。

食べ物の消化・吸収・代謝に必要なもの。それが酵素
タンパク質をもとに構成されているので、タンパク質と同様の特性を持っていると聞きます。耐熱性とかね。
体内酵素は5,000種類あるそうです。

で、「B38-CAP」は人体由来の酵素「ヒトACE2」と構造が似ているそうです。
土壌から採取した微生物の酵素が、「ヒトACE2」と似ている。ほぉ~、みたいな感じ。

「ヒトACE2」は、心不全や高血圧の症状を改善する効果があるようです。

ということで、「ヒトACE2」について調べます。
略さないと「アンジオテンシン変換酵素2」になるんですかね。
高血圧治療薬のACE阻害薬も、これと同じACE。

アンジオテンシンは、ホルモンの名前です。
全身の血管を縮めて、心臓の血液量を増やす効果があるとか。
なので、このホルモンの動きが活発になると、高血圧になる……。
だから、ACE阻害薬で抑制する。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が人体に感染するには、細胞の表面に存在する受容体タンパク質(ACE2受容体)に結合したのち、ウイルス外膜と細胞膜の融合を起こすことが重要となる。
<中略>
欧州高血圧学会(ESH)、国際高血圧学会(ISH)、欧州心臓病学会(ESC)は、「COVID-19を発症した患者がACE阻害薬およびARBの使用を中止すべきであることを示した臨床的・科学的なデータは現時点では全くない。患者はこれらの薬剤の使用を継続するべきだ」とする声明を発表した。
引用元:

dm-rg.net


さぁ、受容体の話が出てきました。
なんて言いますか、体内の物質間におけるカギと鍵穴みたいなもんですかね。
鍵が合わないと先に進めないみたいな?
受容体は鍵穴の方。本来 入れるべきカギに似ていると、悪質なカギでも入ってしまって大変という感じ。

一方で、脳内物質同士でも、同じ受容体を使うケースもあるでしょう。
BCAAとトリプトファンみたいに……。

BCAAは、バリン、ロイシン、イソロイシン。
プロテイン大好きな人は、よく目にする単語かも。
摂取する際は、アミノ酸スコアを……と話がそれるので省略。

『ウイルス外膜と細胞膜の融合を起こすことが重要』とありましたが、このウイルス外膜はエンベロープウイルスにおける脂質性の膜でしょうか。

エンベロープのないウイルス(ノンエンベロープウイルス)は、ダメージを受けにくく、アルコール消毒剤が一般的に効きにくい傾向にあります。
手を介して口から侵入し腸管に感染するウイルスは、胃酸や腸管の胆汁酸に抵抗できるエンベロープのないウイルスです。
引用元:

family.saraya.com

インフルエンザウイルスなどは、アルコール消毒剤によりダメージを受けやすい性質があるエンベロープウイルスです。
今 話題のアレも、エンベロープウイルス。

膜融合は……
後で調べよう。

ウイルスによる膜融合

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大学のサイトなんですが、
titleタグに、brタグを入れるのは、どうかと……。