メモ書き

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NGT騒動が、私に“もたらしたもの”


「2018年12月、ファン2人組から暴行」というニュースで、私はNGT48の存在を知りました。

これが「NGT騒動が、もたらしたもの」の1つめ。

AKB48は知っていましたが、NGT48は知りませんでした。
事件の被害者となった方のことも知らなかったので、初めて見た動いている姿は、泣きながら話す動画でした。

その後、運営側がどうの、加害者側がどうの、卒業がどうのというニュースを目にします。

そして、卒業公演で欅坂46の「黒い羊」を歌ったというニュースを聞き、その歌詞に驚きました。
何というか、こんな感じの歌を歌っていると、思っていなかったので……。

どんなイメージを持っていたのかと言うと、明るいポップな曲と言ったらいいのでしょうか。
以前、飲み仲間に「みんなでAKBの歌を歌って踊る動画を撮りたいから、覚えて」と強要されたことがありました。
あのとき、嫌々 覚えた曲のイメージで、私のアイドルソングは固定されたまま。

その頃の飲み仲間とは疎遠になったので、興味のないアイドル情報を誰かがもたらすこともなく、今に至ります。

なお、欅坂に関しては、知っていました。
冨樫義博 関連の情報として……。


「黒い羊」を含め、欅坂の曲は「OFFICIAL YouTube CHANNEL」があったので、すぐに聴けました。
おそらく、若いであろう人々の「共感」というコメントを見て、その共感の先にあるのは彼女たちだけど、その共感した詩を書いてるのは彼なんだよな……。
そう思うと、ニーズの代弁者としての彼の優秀さを感じました。

この欅坂の曲を知ったというのも、「NGT騒動が、もたらしたもの」の1つ。
そして、今現在のところ、私の気持ちの占める割合では、一番大きなものになっています。

おかしいですね……。
違うグループの騒動のはずなのに、行き着く先が別のグループとは。

 

こんな個人的などうでもいいことを「メモ書き」として、メモしているのは、消費者の購買決定プロセスについて考えたからです。

消費者はまず、その製品の存在を知り(Attention)、興味をもち(Interest)、欲しいと思うようになり(Desire)、記憶して(Memory)、最終的に購買行動に至る(Action)という購買決定プロセスを経る。このうち、Attentionを認知段階、Interest、DesireおよびMemoryを感情段階、Actionを行動段階と区別する。
引用元:

mba.globis.ac.jp

誰かに物を売りたいとき、商品を知らない人には、知ってもらうところから始めます。
そういう意味では、既に知られた物を売る方が楽です。

「注目」→「興味」→「欲求」→「記憶」→「行動」

少なくとも、上記で言うところの「注目」の手間が要らないので。

インターネットが普及し、自分が興味のあることを掘り下げるようになってからは、“自然に目に入る興味外の情報”が少なくなった気がします。
自分で欲しい情報を探し、それだけ見ているイメージです。
興味外の情報は見向きもしないので、接する機会がグッと減ったかもしれません。

そんな時代に、「注目」というステップをクリアするのは、前以上に難しいのかも……。
自分がもし、飽和状態の産業に携わることになり、その宣伝を任されて、「この分野に興味のない層を取り込みたい」と言われたら、どうするだろう?

そう考えたとき、今回の流れは参考になる気がしました。

「ニュース」という普段から見ている分野に、関心がない「アイドル」の情報が入る。
それで、興味を抱く。

端的に言えば それだけで、昔からあるパターンです。

「選挙には興味が無かったけど、好きなタレントが呼びかけてるから行く」みたいなもの。

ただ、それでは一時の興味で終わりそうなので、継続性を高める手段も講じたいところ。

楽なのは、親和性の高い分野で「注目」というステップをクリアすることでしょうか。
顧客となり得る人が多い分野で、認知を促進させるのが手っ取り早いという話。その一例は、ゲーム同士のコラボ。

片方のタイトルしか知らない人が、もう片方を知る。
元々ゲームをしている人を呼び込めるので、顧客となり得る可能性も高い。

しかし、他分野から引き入れるわけではないので、これはパイの奪い合いに過ぎないのかも。
業界全体として見たら、拡大要素が……。
それなら、ゲーム化されていない漫画とでも……。

高級ブランド時計とゴルフくらいの親和性が欲しいですが、こういう関連性って どの辺から探ればいいんでしょうね。
アマゾンのレコメンド機能?
検索傾向から親和性を見出し、グラフ化したのを見たような気もするけど……。

なんか、改めて書いてみると、メモする価値すらない気もしてきました。


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おまけ

「手が届かないアイドル」→「会いに行けるアイドル」→「ファンと繋がっているアイドル」

次は、「日常が見られるアイドル」とか。

配信サービスで日常が見られる。
これなら、「どんな子」かわかります。
ファンと繋がっているかどうか、察しが付くかも。

泳ぐサケのライブ配信に、月額700円くらい払う人がいるなら……。
そんな理屈ですけど、なんか気持ち悪いですね。

参照元

tsuriho.com