ラノベのタイトルについて、「長い」「酷い」「キモい」など、様々な意見を目にします。
読まないので中身は知りませんが、確かに長い。
特に長そうなものを検索したら、次のようなのが目につきました。
「勘違いしないでよね!アンタの事なんか大好きなんだから!」呪いで本音しか言えなくなったツンデレお嬢様恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました
確かに長いですね。でも、タイトルで内容が想像しやすい気がします。
もう、あらすじが必要ないくらい。
それに比べ、長いだけで内容が入ってこないのもあります。
フランス産フォアグラのテリーヌ トリュフとブッフサレ リ・ド・ヴォとレンズ豆のガトー仕立て
これは知らない単語が入っているので、想像できないパターン。
次は、用途と商品名が一致しづらくて、知らない人は「?」な例。
ハッピーハッピージョイジョイ(ヘアコンディショナー)
俺のぬくもり(ネギ)
光の剣(ネギ)
こうしてみると、内容がわかるタイトルにすることで、表紙のアピール度を増すラノベの方が、まだネーミング理由が理解できる気がしてきます。
ネーミング理由は理解できても、買えたくなるものもあります。
爽やかなりんごの風味広がるりんごパンケーキ
ミルクホイップうれしいホイップデニッシュメロンパン
商品名で同じ単語を繰り返すのは、言葉の使い方として下手だという印象を持ってしまいます。
最初に「りんご」を入れるなら、最後はパンケーキだけでいいでしょうし、ホイップが二度も出てくると味もしつこい気がしてきます。
それでも、商品が想像できるだけいいというもの。
「シェフの気まぐれサラダ」的なネーミングでは、何が出てきてもおかしくないですから。
野菜が入っていればサラダと言うなら、具として野菜が入っているカレーが出されても文句は言えない。
気まぐれで出したくなったと言われたら、「そうですか」としか言いようがない。
「日替わりサラダをオシャレに言っただけ」
「単なる在庫処分メニューにマジになるな」
そんな反応が返ってきそうですが、逆に「それじゃ、どこに気まぐれ要素がある?」と突っ込んだ人もいたらしく、「仕入れの都合次第サラダ」と改名した店もあるとか。
気まぐれで出すのって、難しいですね。
商品のネーミングには、いろんな人の思惑があるでしょうから、製作側には不本意な名前で出ることもあるでしょう。
作者の心境をラノベのタイトル風に書くと、次のような感じでしょうか。
もっと短いタイトルを考えていたけど、編集に長くて酷いタイトルにさせられた件