「分別生産流通管理済み」は、適切に分別生産流通管理された旨の表示です。
<表示例>
「原材料に使用しているトウモロコシは、遺伝子組換えの混入を防ぐため分別生産流通管理を行っています」
引用元:知っていますか? 遺伝子組換え表示制度|消費者庁
平成35年(2023年)施行の食品表示基準の一部を改正する内閣府令があるので、表記を変える商品を見るようになったというメモです。
製造業は、大変ですね。
* * *
個人的には、遺伝子組み換えと品種改良の違いが、よくわかりません。
受粉でアレコレしているイメージはありますが、結果的には同じじゃないか……みたいな?
なので、調べてみました。
従来の品種改良では、ある品種のめしべに、他の品種の花粉をつけて交配し、それぞれの品種が持つ性質を両方持ちあわせた品種を作り出す方法(人工授粉交配)が用いられてきました。
これが、よく知ってるやつ。
ほかにも、胚培養や細胞融合といった技術や、放射線や化学薬品で遺伝子に突然変異を起こす技術などがあります。
こっちは知らない。
遺伝子組み換え技術も、こうした品種改良の方法のひとつです。
まぁ、そうですよね。
遺伝子組み換え技術は、あらかじめ機能がわかっている遺伝子だけを組み込むので、より確実に短期間で目的の品種を作ることが可能になります。また、交配できる品種間でしかできなかった遺伝子の受け渡しが、異なる生物種でも可能となり、品種改良の可能性が広がります。
なんか、面白そうですね。
辛いフルーツを作れば、ロシアンルーレット的な企画で使われるでしょう……。
私たちは毎日大量のDNAやタンパク質を取り込んでいますが、これらがそのままの形で吸収されることは無いのです。
でしょうね。
なんというか、こういう説明を読んだ後だと、先の原材料表記の面倒さが……。
* * *
以下は、昨日のメモの追記。
書き忘れたこと。
遺伝子絡みで思い出しついでに。
「親ガチャ」を話題にするなら、韓国のスプーン階級論も触れればよかったかな?
というのが一点。
「親の職業や経済力によって人生が決定され、本人の努力では社会での階層が上昇することはない」という考え方らしいです。
トリクルダウン云々で書き忘れたのは、ケチだから金持ちになる可能性と、滴り落ちるパーセンテージの話。
仮に、収入の5%が他者の利益に繋がるとしたら、数%しかいない金持ちの5%と、多数派の庶民の5%じゃ、どっちか大きいのかっていう……。
こういう切り口をすると、消費税の話に発展しそう。
引用元:野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)
富裕層:474.5万世帯
アッパーマス層:712.1万世帯
マス層:4215.7万世帯
世帯数が、そのまま人口になった場合、比率的には8%、13%、78%くらい。
この比率を100人の村に当てはめ、次のような計算をすると……
年収850万円クラス8人:年収の5%×8人は、340万
年収500万円クラス13人:年収の5%×13人は、325万
年収300万円クラス78人:年収の5%×78人は、1170万
年収0円クラス1人:0円
そういう意味で、下の層を重視すべきと思ってるわけです。
昨日の文章で言えば「経済的には、トリクルダウンより、失業者を減らす方が、より広い層にも恩恵が及ぶ」のくだりね。
それを抜きにしても、失業対策によって失業者を減らせば、その支援に必要な人員も費用も減るし、金に困って犯罪に走る人も減り、警備絡みの負担も減りますからね。
あと、金持ちって海外に出ていけるので……。
お金が無いと他に移るという選択肢が無いけど、お金があれば「金をとられない国」を目指すことが可能だって話。
遺伝に関しては、よくできた仕組みだと思いますよ。
実際のところ、トンビが鷹を産んだら、トンビとして育てるでしょう。
鷹としての素質に気づかず、トンビとしての生活を促す。
それって悲劇じゃないの?
そういう視点で見れば、親ガチャの別の側面としては、「子供の才能を潰さないための継承」という見方もできます。
同じ素養を持った存在が生まれるという意味で。
例えば、物事を深く考えない親が、探求型の子供を産んでしまった場合、その探求心の良さに気づけずに、「何でもないことを深く考えて、おかしな子」と見てしまう……。
この危険性。
天才を理解できるのが、それがわかる人だけ。
類は友を呼ぶように、似たもの親子であった方が、その良さも悪さも理解しやすい。
それだけは言えるかもしれません。