メモ書き

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ブラジルが、治験ビジネスを狙っている説

「経済、経済、経済、とにかく経済だ」

……とは、言っていないと思うけど、ロックダウンしたら犯罪が増えるとか、貧困層は生きていけないとか、そんなことを言われているブラジル。

でもって、最近では自らも感染者となり、トランプが推奨する薬を飲むボルソナロ大統領……。

彼を見ていて、ふと、治験ビジネスを狙っているのではないか。
そんな突飛な考えが浮かびました。

* * *

ちょっと、考えてみてください。
ワクチン開発が進んでいますが、開発されたワクチンの効果を証明するには、どうしたらいいでしょう?

「感染者と接触しても、発症しない」

これが、ゴール。
つまり、“感染していない人”を“ウイルス”に近づける必要がある……。

こう考えると、日本で治験を行う場合、発症していない人にウイルスを近づける行為が必要に……。

一方、アメリカやブラジルのように、そこら中に感染者がいる状態なら、普通に生活してもらうだけでOKです。ウイルスだらけなので。

「ワクチンを接種したから、平気だった」と統計学的に言えるデータが取れれば、それでゴールになる……。

これは、大きな差。
人道的な観点から見て、「発症していない人にウイルスを近づける行為」は、厳しいものがあります。

その点、「普通に暮らすだけでいい」ほど、ウイルスだらけの社会なら、人道的配慮は要らない。
それを踏まえ、国民を犠牲にしてでも検証環境を整え、治験マネーを得て自国の経済を……というのは考えすぎでしょうけど、頭をよぎってしまったという話。

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まぁ、治験と一口に言っても、フェーズ1~3まであり、やることも違うようですけどね。
クリア率も。

https://content.fortune.com/wp-content/uploads/2016/05/probability-of-drug-approval.jpg

そして、薬として世に出る確率は、決して高くはない……。
これも、疾患によるみたいで、特に癌は低いです。

https://static.seekingalpha.com/uploads/2018/10/47904412_15390274835109_rId7.png

とはいえ、前例のないDNAワクチンには、上のようなデータは無意味かもしれません。
何せ、前例がないので。

効果が無かったら、ただのタンパク質。
であるなら、治験も進みやすい?