メモ書き

****

映画「タクシードライバー」の感想

タクシードライバー(字幕版)」の感想です。

ロバート・デ・ニーロの方なので、リュック・ベッソンの「TAXi」は関係ありません。

1976年9月18日公開の映画らしいのですが、アマプラでは1997と表記。

陰鬱な空気が漂う映画で、主人公は いい年して中二病
そのくらいの感想です。


主人公が銃を買って、体を鍛えて、襲撃の練習する姿は、「漫画に出てくる必殺技」を練習する少年のよう……。

でもって、気になる女性との初デートは、ポルノ映画という痛々しさ。
フラれると、相手の職場に行ってまで罵る。どうかしてるぜ、まったく。


俺はビッグになる」じゃないですが、何か大きいことをしようとして、大物を狙おうとするのも挫折。
若すぎる娼婦に学校に行けと説教し、その客たちを襲撃……。そして、少女を救った英雄と讃えられる。

これ、何を描いたんだろう?

貧困や生活苦、それに対する鬱憤があったかもしれないけど、主人公の気持ち悪さの原因は、そこじゃないって感じの印象で、理不尽さよりも湿っぽさが真っ先に来る。
まぁ、あまり気乗りしないまま、何となく最後まで見た感想なんだけど……。


この主人公、現代にいたら ネットで煽られて殺害予告をし、被害妄想を口走りながら捕まるタイプ。

高く評価する声もあるので、好きな人は好きなんでしょうけど、私には良さがわかりませんでした。

個人的に「おっ」と思ったのは、タイプライター。
昔のカチャカチャするアレが出てくると、妙にワクワクします。
銃を売っている人の説明も、なかなか丁寧。
当時のネオンも、いい感じですね。
あと、タクシーに突っ込んできて、騒ぎ立てる連中を見て、「フロントガラスを叩き割った男」を思い出しました。
もしかして、昔は ああいうのがざらにいたんでしょうか、スラム街とかに……。
そういや、スラム街に高級車をとめたときと、安い車をとめたときでは、いたずらされる確率が違うみたいな実験データがありましたね。あまり関係ないけど。


これを見るキッカケは、目立つ位置に表示されたからです。
たぶん、「ジョーカー」でのオマージュからのピックアップだったんでしょう。

「ジョーカー」は見てないんですけどね……。たぶん、今後も見ない。
どのバットマンを見たのかは覚えていませんが、数分くらいで「あぁ、こういのはいいや」となったので、そっち関連は自分には合わないと思っています。