「労働人口が減る」「人手不足だ」
だから、移民で増やす。
でも、永住権はあげないし、選挙権もないけど、税金は払ってねと言う。
だとしたら、奴隷募集でしかない。
かといって、普段から社畜募集しているところが、急に変われるわけもない。
欲しいのは、常に奴隷だ。
じゃあ、どうすればいいのか。
放置するしか、ないのかもしれない。
だが、考えようによっては好機。
例えば、Aという産業があったとして、現状のAより優れたA´が発見され、旧来型のAの意義が薄れるとする。
Aの人材がA´でも活躍できたらいいが、Aで染みついた古い考え方が邪魔し、厄介なだけだとしたら、そこで培ったものは無用の長物となる。
当然、新たに導入されるA´に反発するだろう。自分たちから、仕事を奪う気かと。
このA´への移行が国策だとしたら、何らかの補償を要求しても無理はない。
ところが、人手不足で消滅した場合、あっさりA´に乗り換えられる。
補償も必要ないうえに、抵抗する人もいない。
既得権益を守ろうとする人がいないのは、変革のハードルを下げることに繋がる。
Aが人間による労働で、A´が機械化されたサービスだとしたら、どうだろう?
「せっかく減った人口です」と、誰かじゃなくても、言い出すかもしれない。
無論、人を使わないといけない仕事もあるだろうし、人を使った方が安いケースもあるだろう。
一方で、「別に、人間じゃなくてよくね?」もあるはずだ。
「貴重な人間を、そんな作業に使うなんて……」という考え方になるのが、次のステップかもしれない。
となれば、人がするべき作業と、そうでない作業を仕分けし、機械化の方向性を示すこと。
いや、違うな。
機械によって自動化しやすい仕事と、そうでない仕事を区別し、自動化を支援する投資を推奨していくこと。これが、策として有効かもしれない。
みたいに、思ったってだけ。