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この一報を受け、なぜかクラウス・フックスを思い出したというメモです。
なお、先のニュースと人物には何の関連性も、ありません。
まぁ、そもそも「ロシアでワクチン臨床試験終了」と言っても、通常なら3段階ある臨床試験のうち、最終段階を飛ばしている時点で「どうなの?」と疑問符が付くところ。
試験の段階、フェーズごとのクリア率は、前に書いた通り。
もう一方の「クラウス・フックス」は、平たく言えば「アメリカの原子爆弾開発に関わった人」であり、その情報をソ連に流したスパイでもあります。
スパイをしたからといって、「ソ連、マンセー!」な感じではなく、「こんなデカい力は、他の大国も知っていた方がいいんじゃないか」と思っていたからとか……。
ドイツ共産党に入党していたようなので、そっち方面でもソ連に対して「期待」していたのでしょう。
後になって、ソ連に落胆していたようですけど。
……確か、そんな人だったはず。
で、彼を思い出したのは、機密情報を流すメリットから。
原子爆弾でのメリットは、核抑止。
デメリットが大きいメリットですけど、強いて言うならそれ。
では、ワクチンの場合のメリットは何か。
それは副作用のチェックです。
それも、人間のデータが得られるうえに、人種的な近さもあるわけです。白人にとって。
東アジアは被害が少ない。
それが人種による差であれば、そこでの検証データは、ちょっと意味合いが違います。
ワクチンが有効だったのか、元々遺伝子的に罹りにくかったのか……。その辺での違いです。
それに比べ、ロシアは……。
となるわけです。
BCGのワクチン株の話になれば、ロシアと日本は……となりますが、そちらの有効性も不確かなまま。
「試す価値あり」であれば、サラッと流して経過を見る。
それから承認するのが、より安全という発想に繋がるかもしれない。
そんなこんなで、情報を流したクラウス・フックスを思い出した。
ただ、それだけのメモです。