「釣り」と「凧揚げ」の共通点を訊けば、「糸を使う」と返ってきそうですが、先に取り上げるのは別の共通点。
第2回オリンピック競技大会の種目だった話。
「かつて、オリンピックの競技だった」という共通点があるわけなんですが、なんで競技として選ばれたんでしょうかね……。
そう考えたとき、最初に挙げた共通点が脳裏をよぎります。
「糸を使う」です。
当時の釣り道具や凧の素材は不明ですが、糸を使うなら製造メーカーに利益をもたらすはず……。
「あの人が使ってるのは、うちの糸なんですよ」みたいに。
第2回オリンピック競技大会は、1900年のパリで開催。
富岡製糸場の設立に携わったフランス人の生糸技術者、ポール・ブリューナ氏が健在の頃ですね。
もし、オリンピック競技として現代に復活するとしたら、釣り糸とタコ糸で素材が違うので、協力し合えないですね……。
釣りに関しては、釣る魚によって本職の人がいますから、ルールを決めるのも大変そう。
……と思いましたが、調べたら「シマノジャパンカップ」が出てきたので、できるんだなぁ~と。
釣りのことをよく知らないので、そんな感想になりました。
凧揚げは、スポーツカイトですかね。
こちらは「空中のシンクロナイズドスイミング」なんで、毛色が違うかもしれませんが……
→「インターナショナルスポーツ カイト コンペティション ルール(日本語版)」
そもそも、あの大会は陸上だけが公式扱いみたいなので、黒歴史みたいな存在でしょうけど……。
なんていうか、産業や競技人口の移り変わりとともに、種目も変わっていくのかなぁ~と思った次第です。
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何回か行われた「綱引き」の方が、恵まれていますね……。