メモ書き

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マリアージュし過ぎ問題

「mariage(マリアージュ)」
フランス語で、結婚、婚姻、婚礼。
飲み物と料理の組み合わせが良いこと。特に、ワインと料理の組み合わせについていう。
引用元:

kotobank.jp

 

 

「おいしいマリアージュ」で検索すると、膨大なマリアージュ・メニューが出てきます。

料理の紹介などで、よく使われている言葉なので、「ここもマリアージュか」という気分に……。

「結婚、婚姻、婚礼」という意味合いしか頭に無かったので、「料理界のスタンダードは、重婚か」と思ってしまいました。

で、「マリアージュ」の意味を改めて調べ、「食べ合わせ」のことを知り、認識を改めた次第です。

 

「“素敵な組み合わせ”に、“マリアージュ”を使ってやろう」

そんな雰囲気を勝手に感じていました。
一頃の「リュクス」とか、その辺みたいに。

「オシャレな言い回しが気に入って、乱発してるわけじゃないんだ」と思いたかったのですが、どことなく中二病っぽさを感じてしまい、安易な乱発感を否めないのは なぜでしょう……。

一部の週刊誌が流行らせようとしている言葉みたいに捉えてしまうのは、なぜでしょう……。

考えたところで わからないけれど、生涯独身の人が増える中、料理の方が結婚しているのはアレだよね。

でもって、リアルな結婚を思い浮かべたら、“組み合わせが良いこと”という意味が、違ったものに感じられてきて……。

そのマリアージュの国、フランスの詩人に、シャルル・ボードレールという方がいらっしゃいます。
彼の言葉に、次のようなものがあるはず。

『墓のある教会で貴方が愛した唯一の人と結婚しなさい』

これが日本語訳され、

『結婚は人生の墓場』

になったみたいな話を耳にしたことがあります。
同じようなことが起きていなければいいなと、少し思ったので書き留めておきます。


ところで、「結婚が、制度として優れている点を述べよ」という問題が出されたら、なんて書けばいいんでしょうね。