国際法違反(特に国連憲章第2条4項)を指摘しても、実効的な罰則がない。
国連安保理で決議出そうとしても、国連の常任理事国である米国が拒否権使う。
国際刑事裁判所(ICC)も、米国は加盟してない。
それでもまぁ、努力目標として存在するから、明確に違反しないように“建前”を用意する。
ないよりはあった方が指針となるし、その方向で話を進めやすい。そんな感じかな。
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米国、ベネズエラ大統領を「麻薬テロ」で起訴 懸賞金16億円
※麻薬カルテルのボス説
マドゥロ氏3選を不正選挙と抗議、大勢が大統領官邸へ行進 ヴェネズエラ
※不正選挙で大統領の椅子に座ってる人だから、他国の為政者じゃない説
いろんな説を積み上げて、他国にいる犯罪者の確保に全力を尽くしました。
これから裁判します、終わり。
で、過去の事例と比較されると。
このあたりが、よく見る解説かな。
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「武力による他国主権侵害」「侵略行為」に該当するって声は、そりゃ出てくるだろうけど、それを言ってるのが現在進行形で侵略している国だとか、過去に侵略した国だと「お前らは、どうなんだ?」ってなるよね。
結局、自分にとって都合が良ければ持ち出し、不都合だと設定を変える。それが繰り返してきた歴史。
だからね、今回の件で世界情勢が変化していくとか、ロシアや中国が侵略しやすくなるとか、違うと思うわけよ。
それは、他国から見た彼ら像であって、いわば映画で描かれるロシアや中国じゃないの?
他国が描く日本くらいに、おかしな誇張がされた設定。
ならず者は、警察に捕まらないラインがわかると、そのギリギリまで攻めようとする。
何なら、どこまで許されるか挑戦してくる。
相手のレッドラインが意味不明だと、出方に困って大人しくなる。これ。
焦点:消極的な「世界の警察」、シリア攻撃めぐる米大統領の憂慮
※「レッドライン(越えてはならない一線)」が存在しても、「レッドライン」が破られた際に軍事行動に踏み切らないなら、それは「レッドラインはありましぇん。でも、爆撃数は多いから」
犯罪者側から見たら「捕まるリスク vs 得られる利益」の計算で、利益がデカければやる。
地面師とか、刑罰より利益の方が大きいから繰り返す。
世論と言うのも、最終的には喜んでいる人の多さに傾く。
「独裁にサヨナラ・ハッピー」になるのか、統治がいまいちになるか。そんなところ。
トランプの手段の是非と、捕まえたヤツの所業を分けて考えられない。たぶんね。
まぁ、トランプを叩きたい人には叩く材料であり続けるし、そういう人には独裁下での暮らしとか人権には一ミリも興味はないでしょう。だって、ただの材料だもの。
世の中には、自分の思想信条を広めること以外に、興味のない人がいるだけ。
個人的に大きなポイントとなるのは、米軍に死者が出なかったこと。そう思ってる。
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オリノコ超重質油は、比重がAPI比重8°~ 10°と極めて重い上、硫黄分、重金属を多量に含んでいるので、通常の製油所では精製できない。そのため、ナフサで希釈してパイプラインでカリブ海岸のJoseに輸送後、改質し、軽質化、脱硫、脱重金属化され、合成原油としてマーケットに出されている。
ベネズエラのオリノコベルトの超重質原油は、ドロドロすぎてパイプラインで運べないから、軽いナフサ(米国シェールオイルの副産物)で希釈しないと輸出できない。
昔はChevronがナフサ供給してたけど、制裁で最近はロシア産に切り替わってた。
この辺が、ロシアが本音の一つ。
China condemns Maduro capture, but some see it as a chance to assert its global position
シェブロン
NYSE: CVX
USD+8.00 (5.13%) 163.85
時間後取引 164.68 +0.83 (0.51%)
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それと、陰謀論。
「我々は真実を追求する」とマドゥロ大統領は月曜日遅く、地方テレビ局テレスールに対し語った。 「我々の司令官チャベス氏は、彼を排除しようとする闇の勢力によって毒殺されたという直感がある」と、OPEC加盟国の暫定首脳は述べた。政府委員会に外国人科学者を招聘する予定だ。
58歳のチャベス大統領は2011年6月に骨盤領域の癌と診断され、4回の手術を受けた後、肺転移とされる病で亡くなった。マドゥロ大統領は、チャベス大統領の癌について具体的に非難するのは時期尚早だとしつつも、米国には癌を作り出す経験を持つ研究所があると指摘した。
裁判を待つ間に、「はたらく細胞」でも見てもらうのは、どうだろう?
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「悪い奴がルール無視で好き勝手やってるのに、こっちがルール守ってたら一方的に不利になる」
「理想は大事だけど、ルール守る方がリスキーになる世界」
「思想は信じる人には価値があるけど、信じない人には無価値」
「金は誰にでも価値がある、自分の生活良くなれば他は二の次」
そして、「勝者がルール作る」
誰それを批判しろみたいな論調あるけど、それをやって国益にかなうのか。
最終的に、自分の暮らしが良くなるのか否か。行きつくのは、そんなところ。
人権だの、平和だの大事なら、それを犯す人から距離をおけって話だけど、そういう連中の資金で人権と平和を主張しているんだから、あの連中は頭おかしい……みたいな人もいるかもね。
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それにしても、国家認定の基準って曖昧じゃない?
法整備されていないようなところも一緒くたにカウントしていたら、色々と問題を解決しづらいんじゃないの。
ルールを守る素養や文化もないところと、同じ枠組みを共有しようって発想がどうかしてると思うけどね。
なので、民意が反映されて法律が機能している国をタイプA、そうじゃない国をタイプBとかにし、扱いを変えれば方針や努力目標として機能するかもよ?
守ってる国にインセンティブを与えればって話。
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大規模な人権危機があっても、国連はクメール・ルージュを代表として認め続けた。
「保護する責任(R2P)」とは何か?――国家主権を問いなおす新たな国際規範