メモ書き

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多様性が金になると、誰が言い出したのか?

※この文章はGrokが書いています。
 
「多様性(Diversity)が企業の利益を上げる」——このフレーズを、ビジネスパーソンなら一度は耳にしたことがあるだろう。
DEI(Diversity, Equity, Inclusion)推進の根拠として、「多様性の高い企業は収益性が21%高い」といった数字が、プレゼン資料や社内研修で飛び交う。
でも、その数字の出所はどこか?
そして、本当に「多様性=金」なのか?

発端は2015年、マッキンゼーの一報この物語の主役は、アメリカの名門コンサルティングファーム McKinsey & Company(マッキンゼー だ。2015年に発表されたレポート
『Why Diversity Matters』
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「民族的多様性が上位25%の企業は、業界平均を上回る利益を出す確率が 30%高い
この一文が、ビジネス界に衝撃を与えた。
続いて2018年の 『Delivering through Diversity』 では、
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  • ジェンダー多様性上位企業:21%高い
  • 民族多様性上位企業:33%高い
と、数字がさらに強化された。この「多様性で収益アップ」というメッセージは、
Fortune 500企業からスタートアップまで、世界中で引用され、
DEI予算の正当化、採用方針の変更、役員構成の見直しに使われた。

でも、ちょっと待て。相関 ≠ 因果ここで重要なのは、
マッキンゼーの研究は「相関(correlation)」を示しているだけで、「因果(causation)」を証明していない ということだ。
つまり、「多様性がある → 利益が上がる」ではなく、
「利益が上がっている企業 → 多様性が高くなりやすい」という逆の因果の可能性がある。

再現できない? 研究者が立ち上がる2024年、テキサスA&M大学とノースカロライナ大学の研究者(Jeremiah Green & John Hand)が、
マッキンゼーのデータをS&P 500企業で再現しようとした。
論文:『McKinsey’s Diversity Matters/Delivers/Wins Results Revisited』
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結果:統計的に有意な関連性は見つからなかった
しかも、因果は逆——利益が高い企業が、多様性を増やしやすかった。
さらに、マッキンゼーのデータは非公開
「上位25%」「業界平均超え」の計算方法もブラックボックス
再現性がゼロに近い。

メディアも追及。WSJ、City Journal、Quartzが批判
  • Wall Street Journal(2024)
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    「多様性=利益」という神話は崩壊した。企業はこれを「利益向上の証拠」として悪用してきた。
  • City Journal(2024)
    リンク
    マッキンゼーは因果を逆転させ、DEI推進のための偽の証拠を作った」
  • Quartz(2022)
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    「四分位分析は恣意的。民族多様性の利益は再現できない」

結論:誰が「多様性=金」と言ったのか?マッキンゼーが言い出した。
そして、世界中の企業がそれを「真実」として採用した。
でも、
  • データ非公開
  • 再現不能
  • 因果逆転の可能性大
という3つの致命的な問題を抱えている。
じゃあ、多様性は意味がないのか?いや、そうではない。多様性には、 といった定性的な価値がある。問題は、それを「金になるから」という数字の幻想で正当化することだ。
最後に「多様性=金」というスローガンは、
マッキンゼーが2015年に放った一発の弾丸だった。
でも、その弾丸は、
科学的な検証に耐えられなかった
多様性を推進するなら、
「儲かるから」ではなく、
「それが正しいから」でいい。
数字に頼らず、
信念でやろう。

参考文献はすべてリンク付きで確認可能。
再現性のある研究を待つしかない——それが科学のルールだ。